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イースターはクリスマスと並ぶ有名なお祭りですが、まだまだ日本人には馴染みがありません。しかし最近認知されてきていまして、日本にもお祭りの一つとして取り上げられそうです。イースターで重要な役割を果たすのが、たまごとうさぎ。なぜ卵とうさぎなのか?この辺について調べてみました。
イースターはキリストの復活を祝う行事ですが、もともと冬が終わって生命の息吹が感じられる春になることを祝うお祭りに重ねあわせたものです。
それなのでイースターのシンボルといえば伝統的に生命の復活を象徴するものとしての卵とうさぎ。
これが使われてきました。
豊穣のシンボルである卵とうさぎはキリスト教が始まるはるか以前から様々な宗教儀式に使われてきました。
目次
イースターエッグの由来
イースターはキリストの復活を祝うお祭りです。
ですのでイエス・キリストは、十字架上で死んでから三日目に、復活されました。それはまるでちょうどひよこが卵の殻を破って出てくるようだということで卵がその復活の象徴として使われるようになったという説明がなされています。
しかしイースターは様々な宗教的行事やお祭りが交じり合っていますのでその由来については様々な話があって、とても面白いです。また後で付け加えられたお話もたくさんあるようですね。
たとえばウサギが北欧神話に出てくる春をつかさどる女神イーアスター(Eostre)への贈り物をしは話などがあります。
うさぎが春色に塗り分けた卵をプレゼントしたところ、女神が大変喜んで皆にも配るよう命じたというものはイースターの起源がキリスト教のイースター以前の起源を想起させます。
と言うかイースターという言葉にも2つの由来がありますが、その一つがこの女神の名前です。
またその昔イースターの9週間前は野鳥のたまごを食べることが禁止されていました。そこで禁が解かれると、人々は野に出ていって野鳥のたまごを集めて食べたという話もあります。
この風習が、「イースター・エッグ」の始まりであると。
卵に色を塗るということについて
「イースター・エッグ」とは、殻に彩色したゆでたまごのことを言います。
現在では本当の卵ではなくてチョコレートで作った 飾りの卵なども「イースター・エッグ」といいます。
色を塗るということについては先程のうさぎが女神に菜食をした卵を送って喜ばれたという話の他に。
マグダラのマリアが皇帝に赤く彩色した卵を食ったエピソードなどが伝えられていて、調べていて楽しいです。
だからイースター・エッグは本来は赤に染めるのが本当なんですね。
それがだんだんカラフルになっていたということのようです。
いずれにしましても今は卵はとてもカラフルな色に彩色されているだけでなくてデザインにも優れたものが多くなっています。
そうやって心をこめて作った「イースター・エッグ」をお互いに贈り合います。
イースターは卵尽くし
イースターエッグを送り合う以外にも卵は大活躍です。
卵の殻ををペイントだけではなくて紙なども使って飾り立てて家の中のデコレーションに使ったりもします。
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さらに、「エッグハント」(egg hunt)といって子どものいる家庭では庭や家の中に卵を隠して宝ならぬ卵探しをします。
街ぐるみで公園や広場のあちこちに、色とりどりのたまごを隠して子どもたちに探させることもあります。
「エッグロール」(egg roll)は丘の上からカラフルに着色された卵を転がす遊び。綺麗な卵が転がり落ちていく様を見て楽しみます。
さらには「エッグレース」(Easter Egg Spoon Race)。卵をスプーンにのせて誰が一番にゴールにつけるかを競うレース。もちろん落として割ったら失格です。
もちろんお祭りではゆで卵を食べますし、お菓子屋さんでは「イースター・エッグ」のお菓子が並びます。
そして「イースターパレード」
人々はこの日。「イースター・ボンネット」や「イースター・ハット」をかぶり、ファッションショーにでも出るようにドレスアップしてパレードに参加します。
ちなみに「イースター・ボンネット」ってゴテゴテに飾ったつば広の女性用の帽子ですが、本来は既婚者がかぶる帽子なんだだそうな。
ディズニーランドのイースターパレードでも観ることが出来ますが、ニューヨークのパレードなんかは、全米にテレビ放映されますのでその熱の入れ方がわかろうというものです。
高価なイースター卵も・・・・
更には卵の形をした宝石でできた置物や金細工したもの、仕掛けがしてあって動く卵など。イースターにちなんで、様々な卵が作られているんだそうです。
キリスト教を信じる人達にとっていかにイースターが思い入れが深く、重要な行事であるかがわかります。
そんな中でも有名なのがインペリアル・イースター・エッグです。
ロシア帝国アレクサンドル3世が皇后マリア・フョードロヴナへのプレゼントとして宝石細工師ファベルジェに発注したものが最初ですが、彼の死後は注文主は息子で最後の皇帝二コライ2世に受け継がれました。全部でそのイースターエッグは44個現存しているということです。

引用元
http://stpher.com/easteregg.html

引用元
http://stpher.com/easteregg.html
卵という名前ではありますが、もちろん食べられません^_^(くだらなかったかな?)
イースターうさぎの由来
イースターエッグはうさぎが持ってくるんです。って!
だから「イースターうさぎ」はイースター・エッグの生みの親といえるでしょう。
ドイツなどではイースターの日にはうさぎが服を着てお菓子やキャンデーを配って歩くそうです。
あ、うさぎのきぐるみを着た人間ですけどね。
うさぎは多産で繁殖を象徴する動物なんだそうですね。
日本では犬ですけれどね。国によってシンボルが違うのが楽しいですね。
まとめ
日本には馴染みがない風習なので、調べていて新鮮でした。イースター卵の作り方などを書いた記事もネット上にはたくさんあります。卵の販売サイトなどで、イースターを特集しているところも見かけましたが果たしてキリストの復活を信じない人が大多数の日本でもバレンタインデーのように商業的にブレイクするんでしょうか?
目が離せません。
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