着物を着る女性は多く見かけますが、和服を着る若者はあまり多くありません。
しかし節目の祝い事には洋服ではなくて袴姿も見栄えがします。
日本人として生まれたからにはぜひ袴を履いて成人式・初詣・卒業式などに出席したいものです。
しかし袴を着ようと思っても着付けをしたことがないとつい敬遠しがちです。
私も自分お結婚式で袴を着るまでは機会がなくて。
着てみたらとても気に入ってしまい、何かお祝いごとがあると着流しや袴姿で出て行っています。
初詣は毎年袴姿で出かけていけますが、大学の卒業式を袴姿で出席できなかったのが残念でなりません。
最近はお洒落な和服もたくさん出ていましてとても格好よく着こなせますし、女性の着物と違って自分でも簡単に着付けができます。
更に言うと着流しもよし、その上に羽織を羽織るのもよし。着物に袴。着物に袴、そして羽織。
このようにバリエーションが楽しめます。
是非機会があったらご自分で着付けをし、颯爽と街に繰り出してみませんか?
目次
はじめてのはかまの着付けの仕方
正式には越中褌を締め、場合によっては裾よけをつけその上から肌襦袢を身につけますが、最初はU首シャツなどでもいいと思いますのでそのへんの説明は割愛します。
何回も着ているうちに慣れてきてそれなりの着こなしができるようになりますので、最初はとにかくそれらしく見えればいいと思ってやってみてください。
長襦袢を羽織ります。
まず必ず右側から袖を通します。
長襦袢はずれやすいので、両袖をもって 襦袢が真ん中に来るようにします。そして体の横までもって行きながら右側の方を先にくるむようにします。
その後左側をその前に持って行きます。

引用元:
http://www.kimono-taizen.com/wear/
w_juban.html
腰紐の結び方
そして腰紐を結べば出来上がり。
腰紐は紐の中心部を持ち、お腹の下(へその下)に当てますが
このとき、あまりお腹の上の方にせず、前かがみになった時に突っ張らないようにヒモの上で余裕を作ってお腹を下側から包むように結ぶようにするといいでしょう。
この紐の位置が、帯の位置です。
紐を二巻きして、結び目がへそ下に来るようにして一度結びます。

引用元:
http://kimonoo.net/kituke3-5.html
結んだ方向と「逆方向」に、紐の端をもっていき、紐のあまりを数回巻き付けます。
着物の着方
長襦袢の時と同様のやり方で一度長着を羽織ってから、背縫いが背中の真ん中に来るようにし、その際必ず長着の袖に襦袢の袖を入れておきます。
それから右側を覆うようにし、真横までもっていきます。つぎに左側を前に持って行きます。
着物の衿が首筋に沿うようにきつ目にしておきます。そうするとかっこ良く見えます。

引用元:
http://www.kimono-taizen.com/wear/
w_nagagi.html
基本はきつめに着付けを行うということです。もしゆるめが良ければあとから緩められますが、最初からゆるいとだらしなく見えます。
そして長襦袢の腰紐に合わせて腰紐を結びます。腰紐の結び方は長襦袢の時と同じです。
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帯の結び方
帯の結び方はいくつか有りまして、それぞれにとても格好がいいものです。
着物だけですと角帯がとっても良いんですが、袴を着る場合には一文字結びが良いと思います。
帯の結び方は以下参考にさせていただきました。画像もここからの引用です。
http://kimonoo.net/obi-h1.html
まず、帯の一方の端を,、半分に折り、肩幅と同じくらいの長さに取ります。
(これを「て」といいます。)
帯を一周させますが、帯の端を上側にします。
帯の長さによってひと巻きか二巻きにしてから「て」の部分を下にさげます。
「て」の部分を帯のもう一方の部分にくぐらせ、上に引き上げます。
そしてきつめにしばります。
完成です。
袴の履き方
袴にはスカートのような形のものと仲がズボンのように分かれている馬乗り袴があります。
馬乗り袴の時には着物の裾をそれぞれの振り分けて歩きやすいようにする必要があります。
袴についても様々な着付けの仕方がありますが、ともかくやってみるということが大事です。図解している記事も数多くありますので参考にして見られたらいかがでしょうか。
私が最初に参考にしたのは動画でした。見ながら着付けができますので、とても便利です。
見てみると色々なやり方があると思いました。
なおものすごく丁寧で詳しい動画もありましたが、これは直接ユーチューブに飛んで、動画をご覧ください。2時間かけて解説をしています。
これ↓を見て私が説明をすることはやめようと思いました。(動画が削除されていました!残念)
第107回 男の着付け 着物と袴 一文字結びなど
まとめ
現在はネットでも詳しく男性向けの着物や袴の着付けの仕方を専門の方が説明しているサイトがあります。詳しくはそちらを見ていただけたら良いと思うんです。
この記事で私が言いたかったことは男性用の着物は着付けが簡単なので、意外や意外自分でできるということです。
それでいて袴などを着て出かけると俄然注目を集めます。
また決して窮屈ではなく、背筋が伸びて、着ていてなかなか気持ちが良いんですね。
もし卒業式や成人式やお祝いごとの時に袴を着てみようかなと思っていただけたらこんなに嬉しいことはありません。
是非トライしてみてください。
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