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東南アジアは急速に成長を遂げています。私はフィリピンはここ数年で何度か行きました。
行くたびに変わってきていますね。人口も一億を超え、いよいよテイクオフの時代を迎えていますが・・・・・
フィリピンの高層建築はハリボテ
あるとき私が泊まったセブの高級ホテルの「マルコポーロ」。
その敷地内には分譲用の高層マンションが建築中でした。
高台にあるマルコポーロから見た景色は素晴らしかったです。部屋から写した上記の写真には建築中のものは写っていませんが。
こういうロケーションに建つ高級マンションですから。
大変な人気だということでした。
ただ建築途中の建物でしたから柱とか壁とかどういうふうに作っているのかがよくわかるんですが。
高層ビルなのに鉄骨ではなくて鉄筋の柱になっていまして。
壁もレンガのようなものを積んで作られていました。
日本では考えられないようなチープな作りになってるんです。
内装こそ素晴らしいですが、日本の建築基準から見たら全て欠陥住宅です。
更に言うと、建てているのか壊しているのかよくわからないですね。
でもセブは地震のない場所だから。
と言って平気で高層のマンションを買っている方がいらっしゃいましたが。
恐ろしくて私はお金があっても買いたいとは思いませんでした。
地震が起きたらどうなった?
その後。
セブで地震がありました。
地震に慣れていない国なので、パニックになったようで、飛行機は止まるは電話は通じなくなるわ。
大変なことになったようで。
私もセブの知人に連絡を取ろうとしたんですが、しばらくは全く繋がらなかったです。
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しかし現地の日本人の知人に聞いたら日本だったらよくあるレベルの地震だよと。
セブでは震度4か5ぐらいだったそうですね。ありゃあ半分人災だねと言っておりました。
震源地のボホールはマグニチュード(M)7.2ということですから直撃されたところでは被害も大きかったようですが、セブではパニックになった人たちが外に飛び出して、建物が崩れてくるその下敷きになったりしての死亡であると聞きました。
このように↓何百年も前に建てられたサントニーニョ教会が崩壊するのはわかるんですが。
そんなレベルの地震だったにもかかわらずセブでは倒壊した建物や機能しなくなったホテルが続出しました。日本であれば考えられないことです。
普通の民家や市場にあるような3階4階建ての建物は多分柱なんかちゃんとしてなくてただレンガを積み上げて作ったようなのもみましたので。
だから震度5ぐらいの地震では、建物が崩れ、その建物に押しつぶされて死者が出たのです。
スラムとなるとかなりの家屋が倒壊したそうです。
私は先ほど書いたように建築中の高級コンドミニアムがどのように作られているか見ましたからやっぱりなああと思いました。
フィリピンでは数年前から建築ラッシュが起こっていまして、マニラやセブにはバンバン高層ビル、マンションが建ってます。
売れ行きもいいですから。
現地の建築会社も受けに回っていてとても忙しいとのことでした。
また既存のショッピングモールは改装、拡張が繰り返されてます。
大きなショッピングモールが続々とオープンしています。
でもショッピングモールの屋根も随分と壊れて落下したようです。
総じて建築基準はめちゃくちゃだということがわかります。
フィリピンの建築会社の人間に聴いたところ、それが普通のやり方だということでした。
もしセブが楽園だと思ってコンドミニアムを購入しようと思っている皆さん。
よく考えたほうがいいですよ。
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