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セブに投資をしようと思って現地に降り立ってから数ヵ月後。5回目にセブに行ったときのことです。
初めて夜中の街で怖い思いをしました。
まだ英語はあまり話せず一人歩きもなかなかできずにいました。
やはり英語が話せないということで恐怖心がありました。ただ言葉は少し理解できるようになってきました。そんな慣れてきた時って一番危ないですからね。気をつけましょう
目次
現地フィリピン人と酒を飲みに行った時のこと
そしてある日。
私は息子の関係で親しくなった語学学校の若い教師と酒を呑むことにしました。
英語を教えてほしいうという下心もあって、私は彼に食事をごちそうすることにしました。
ジェイという30代の管理職で、気さくで陽気な人です。
セブは危ないとは言ってももちろん人それぞれで気のいい正直な人たちもたくさんいます。
日本と比べると、どんでもない人たちの割合が相当に高いというだけです。
二人でフィリピンの方々がよく行き来するような飲食店に行くことにしました。
いままで日本人の方々や事業を行うために雇った現地の人たちと一緒に食事に行ったりすることはたまにあったんですが。
それだけではこれから拠点を作る予定のセブで仕事をすることはできませんから。現地の人達が行くお店などいってみたいと思いました。
(この事業が大失敗に終わるのはまたあとの話です。)
現地の人が行く店
英語しか話せない現地のフィリピン人とふたりだけで一緒に知らないところに行くのは初めてのトライアルでしたがもう慣れてきたし、大丈夫だろうと思いました。
彼と一緒に食事をするというのはただ一緒に酒を飲むというだけでなくて英語の勉強にもなりますしね。
いくらセブが治安が悪い都市だといっても、
いつまでもホテルやショッピングモール、そして事務所の行き来だけしていたんでは。
現地のことがわからないと思いました。
しかも外国人御用達のITパークからもタクシーで20分以内の場所です。治安についても大丈夫だろうと踏んでいました。
ただ彼の仕事が終わるのが7時ぐらいだったのでその後の外出です。
少し遅いかなと思いましたが、しかし一緒に行くのはセブに生まれ育った人ですから。
大丈夫かなと思いました。
全て「多分」。これって危険ですね。
彼はなかなかいい人でした。
私は飲み代を私が払うからいろいろと連れて行ってくれと言ったら喜んで、その気になってしまって。
食事をしたあと張り切っていろんな場所に連れて行ってくれました。
東南アジアの黒の定番バロット↓

引用元:
https://schoolwith.me/columns/31654
酔いが回るに連れて私もテンションが高くなって、二人で大騒ぎ。
私は現地の実情を知る勉強にもなったのでありがたかったです。
またもうどこにいるのは定かではなくなっていたんですが彼がいるということで。安心して飲んでおりました。
フィリピン料理の定番Sisig(シシグ)↓

引用元:
https://schoolwith.me/columns/31654
そしてそれはとても楽しかったんですが。
最後に行った店は割といかがわしい場末の店で。
気がついたら夜中の2時になっていました。
タクシーを呼ぶようなちゃんとした店でもありませんので。
当然外に出たら私は彼に送ってもらうつもりでおりました。
ところが・・・・・
私が勘定を払って外に出てみると彼の姿はありません(@_@)
どうやら先に帰ってしまったようなのです。そういう適当なところはフィリピン人らしいです。
しかし言葉も喋れず、土地勘がない私は真っ青。
でも旅はこういうこともある方が楽しい場合もあるんですが。その時はそんなことを言っていられないような大変な事になりました。
セブで初めて恐喝に会う
その店は大通りから少し入っただけの店でしたし、またセブの中心地の一つのであるアヤラ地区に隣接しておりましたから。
深夜ではありますが、危険なことはないだろうと、とりあえず考えました。
(そんなことは全くありません。夜はいたるところ無法地帯になります。)
そして通りでタクシーを待っていましたが、10分以上待ってても一台も通りません。時刻は深夜3時。
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手持ち無沙汰で改めて周りを見渡すと朽ち果てた建物も多く、あまりぞっとしない場所でした。スラムと隣接しているようです。
セブは普通の方々が住む地区とスラムのような地区が入り乱れておりまして、危ないところには近づかないようにと言われていたのですが。
なんとなくやばい場所のような気がしました。
白タクに殺されそうになる
ホテルの裏に回るだけでも危ない時がありますからね。早くタクシー来ないかなと思ってイライラしていました。
しばらく立っていると、通りに停まっていた車から3人ほどの男が出てくると、私の方にやってきました。
心配そうな口調で何をしてるんだということを言っているようでした。人当たりは柔らかそうでした。
なので私はタクシーを待っているというと、通常のタクシーの3倍のお金を払えばホテルまで行ってやるけどどうか?
と話を持ちかけてきたのです。
暗がりに目を凝らしてみると車は3台ありましたからそれぞれが運転手だったのでしょう。
私は「潜りのタクシー」が危ないとは聞いておりましたがこのまま夜が明けるまで通りに立ってるのも危ないと思いました。
それで通常料金の3倍と言っても日本円に換算すると800円ほどです。
また人の良さそうな人のように見えたので、カタコトでOKを出して車に乗り込みました。
ところが!
10mも走らないうちに
その運転手は豹変しました。
さっき言った料金の倍出さないとホテルまで行かないと言い出したのです。
私はふざけるな!
そう思い、まず元に戻してくれと言いました。
するとそれはできないとごね始めてくるのです。
私は。そしたら降りる、と言ってドアを開けようとしました。
英語がちゃんと話ができないながらも感情が高ぶった時には意味がお互いにわかるんですね。
険悪な感じになりました。
するとその運転手は降りたら殺す、と言って(多分、英語力がないので類推ですが)なんと。
ナイフを取り出してくるではありませんか。
私は咄嗟に!!
「降りるけど、お金は払うからとっとけ」
と言って(言ったつもりで)1000ペソのお札を一枚運転手に投げつけて、悠々とタクシーを-降りて歩き始めました。
(危なくなったらすぐにお金を払うこと、と注意されていましたのでそれに従ったんですが。)
ここで舐められたら何されるかわかりません。
(本心は?)
膝ガクガク。鳥肌立っただよ!
頼むから追いかけてこないでくれ(-人-)
祈りながらあえてゆっくりと歩を進めました。
倍よこせと言ったって請求額は2000円以下ですから、1000ペソだったらお釣りが来ます。
そんなことで傷つけられたり。ましてや殺されたりしたらたまったものではありません。
ちょうどその時タクシーが一台通りかかったんで急いで拾ってホテルに直行しました。
地獄に仏とはこのことです。セブのタクシーは例外なくおんぼろなんですが、あの時ばかりは輝いて見えました。
いやあ怖かったですね。
危険なセブ
タクシーが通ったからよかったですが、もしずっとあの通りをさまよわなくてはならなかったら。
どうなったんだろうと。
いま思い出しても冷や汗が出てきます。
日本は世界の非常識です。日本は本当に平和ですね。
それだけに脇が甘いということで日本人は狙われやすいです。
海外に出かけるようになると、リュックを背中に背負って歩くなんて人の気がしれないと思うようになります。
背負っているリュックがナイフで切られて中のものを盗まれるなんてことは日常茶飯事ですからね。前に背負うべきです。
海外で夜遊びは安全な場所以外ではやめましょう。
あ、それとこれは常識なんで言うまでもないことですが、お金はできるだけ持ち歩かないようにしたほうがいいです。
それとクレジットカードも。
私は大丈夫だと思いつつも、注意されていたんで、パスポートとクレジットカードと財布はホテルにおいてきました。
しかしあの状態で身ぐるみ剥がされてもポケットにねじ込んでおいた約1万ペソの被害で済んでいました。もし持っていってたら大変なことになっていた可能性があります。
それだけは良かったと思っています。
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