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日本各地に春以降生息し、、温かい家の中では冬でもいると言われるブヨ。蚊と違って音がしないので気が付いたら刺されていたという場合がほとんどです。そして刺されると激しい痛みがあります。そしてその後にやっていくる痛みとかゆみの時間差攻撃。特にアウトドアでは刺されないための予防処置をしていく必要があります。対処をしていけばブヨに刺される被害は最小限に留められます。しかしそれでも刺された場合。刺された後の対処法をご存じですか?きちんと手当をしないと、症状が長引きますのでとても厄介です。
目次
ブヨって?
ブヨは正式名称を「ブユ」といい小さなハエのような姿をしていますので、間違ってしまいがちですが、実は衛生害虫に指定されているとても危険な虫です。主に春先から秋にかけて出没します。
森林や川沿いなど私達がレジャーに出かけるような自然環境の中に多数生息しています。ですから私達のアウトドアライフにとってブヨ対策は必須です。

引用元:
http://28275116.at.webry.info/200810/article_3.html
ブヨの恐ろしい毒とは
ブヨは蚊のように刺すのではなくて皮膚を噛みちぎって血を吸います。しかし噛みつく前に麻酔成分を注入しますので、その時には痛みを感じません。
しかも噛むときにはアレルゲン成分を含む毒素を注入していきます。この毒素は即効性がないので、注入されてから数時間後に効いてきます。
痛みが襲ってきた時にはすでにブヨは消え失せており、、気がつけば赤い腫れが各所にできているといったことになりかねません。
刺された部分は、通常時の2~3倍ほどに腫れていき、疼痛が続きます。症状が強いと、水ぶくれになって人によっては熱を出したりするようです。
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ブヨの出す酵素毒はとても毒性が強く、30箇所以上噛まれると生命の危険すらあります。重症の場合はすぐに病院に行くべきです。

引用元:
http://breadclubyoko.blog6.fc2.com/blog-entry-620.html
その後噛み切られた皮膚の自然治癒のため、体はかさぶたを作り始め、組織液や血液が出てきます。
この組織液の中には痒みを強く感じさせる成分が含まれています。そのためブヨに刺されるとブヨが注入した毒とも相まってとてもかゆくなってしまうんです。
痛みとかゆみのコラボレーション!
これは実に耐え難いものですが1~2周間も続く場合があります。
それを放置して掻き続けていると、皮膚は噛まれたところを中心にして固く盛り上がってしまい、治療を続けても治らなくなります。
これを「結節性痒疹(けっせつせいようしん)」と呼び、治療のため、ステロイドの塗り薬を何ヶ月も塗りつづけなくてはなりません。
ブヨに刺されると、蚊のようにかゆくなるだけではく対処を誤れば何年も治らないということもあり得るといいますから、恐ろしいですね。
ブヨに噛まれてしまった時の治療は
早期発見できたら毒を絞りだす
もし早期発見が出来た場合にはブヨ特有の症状が出ないようにすることが出来ます。新しい傷跡の場合その傷口を爪で挟んで強く押し、ブヨの注入した酵素毒を絞りだすのです。毒を絞りだせれば症状は随分と軽くなります。
刺されたとわかったらすぐに実行しましょう。何時間も経ってからでは意味がありません。
また子供などは痛みには敏感なので、痛みが少ない「ポイズンリムーバー」という毒を吸い出す注射器状の器具があります。
ドラッグストアや通販で売っています。爪で絞りだすのは痛いですし、毒を全部絞り出してしまうことができにくいですから、夏のアウトドアには必需品です。
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ブヨは皮膚をかみ切って血を吸ってきます。そのため、傷口からばい菌が入りやすくなっています。ばい菌が入ると、化膿してしまう恐れがありますので、毒を絞り出したら、その部分を清潔なタオルなどで丁寧に拭いてください。
早期発見の際には冷やさず温める!絶対に引っ掻かないこと
ブヨの毒はハチなどと一緒の成分ですから、熱には弱いです。毒出しをしたらすぐに温める用意をしてください。
43℃以上のお湯で30分以上肌に触れさせておくと、毒を変質させて無害にすることが出来ます。また痛みが痒みよりも先に訪れますが、冷やすと痛みが倍加します。
アウトドアでお湯がない場合も考えられますので、そんな時に備えてホッカイロなどの使い捨てカイロを持参するのがおすすめです。
ただしこれは数時間経ってしまって浮腫が出て痒みが増す前の処置です。毒が回りきって晴腫れて痒みがひどい状態で暖めると逆効果だということを覚えておいてください。痒みを抑えるには、冷やすのが効果的です。
なおかゆみが出てくれば、つい掻いてしまいたくなります。それをやってしまうと、痒みが止まらなくなくなりますし、何よりも傷痕が残って「結節性痒疹(けっせつせいようしん)」になってしまいます。こうなると治療には何ヶ月もかかりますので、絶対に掻いてはいけません。
子供などはそうはいってもいうことが聞けないこともあると思いますので傷あとをガーゼなどで保護し、触れさせないようにしましょう。
有効な薬は?病院に行ったほうが良いの?
ブヨの酵素毒は「蚊」などのものとは成分が違いますから、普通のかゆみ止めでは効かない場合があります。抗ヒスタミン成分を含んだステロイド系の外用薬が効果的です。
「ムヒアルファEX 」などは手に入りやすく良く効く薬だと思います。ただかゆみの元を根治する市販薬はないですし、ブヨやムカデの毒は非常に強いものです。
決して楽観すること無く、少しでも異常を感じたら是非病院に行って相談してください。
そもそも噛まれたのが本当にブヨだったのかわからないこともあります。
そんな時には別の治療が必要になりますので、できるだけ病院を活用することをおすすめします。
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ブヨに刺されないようにするには
ブヨに刺されないための衣服とは
ブヨに刺されないようにするためには、ペルメトリンという除虫菊の成分を化学合成した衣服用の防虫剤を服にスプレーしたりするのが効果的ですが、最近は衣類の繊維にそのまま、ペルメトリンを組み込んだインセクトシールドという服が出ています。
また服の色でも随分違います。アウトドアではUVケアのために黒っぽい服を着る人が多いですが、暗黒系の色はブヨや蚊や蜂が好む色なので襲われる可能性が高くなります。黄色やオレンジなど、明るい服でアウトドアライフを楽しむのが虫刺されの予防になります。
ブヨに刺されないための必需品
最近ではブヨ御用達の殺虫剤も売りだされていまして、これは目に見える場合にはそれで撃退が出来ます。そうでない場合や就寝時。虫よけに良く効く蚊取り線香があります。通常の蚊取り線香だと全くダメなのですが、例えば「パワー森林香」という蚊取り線香。これは値段も張りますが、効果は抜群です。
まとめ
いかがでしたか?ブヨに刺されてしまうと非常に危険なこと。しかし知識があれば、ブヨの被害は最小限に抑えられるとがおわかりいただけたかと思います。ブヨは特に水辺に多数生息しています。キャンプに行く時には注意してください。万が一刺されてしまったら、甘く見ずにしっかりと対処してくださいね。
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