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一年前にアマゾンのKindle Unlimitedを試してみることにしました。
一ヶ月980円と料金高め、しかも一ヶ月ごとの支払いで、年払いの割引もありません。比較的新しい漫画や小説もKindle Unlimitedの対象外ですので。
お試し期間が終了する前に解除するつもりでしたが。
思いのほか嵌ってしまいました。
目次
アマゾンKindle Unlimitedがおすすめの理由
懐かしい本や漫画に出会える
Kindle Unlimitedに入っていると無料で読める漫画や本、雑誌がたくさんあります。
ただ、近年の大ベストセラーとか、最近話題の漫画だとかは。
ほとんど対象になりません。
なのでざっと見渡したところ特に読みたい本はないなあ、と思っていましたが。
少し前まで遡ればいつか読もうと思ってそのままになっていた名作がたくさん無料で読むことが出来ることがわかりました。
最近では南條範夫の名作「駿河城御前試合」が対象商品になっていましたので。
心ゆくまで堪能しましたが。
同じ作者の「織田信長」も対象商品になっていたので。
試しに読んでみたところ。
近年の異説ばかりの織田信長に比べ、非常に面白く、オーソドックでありながら深みがありました。昔の小説家の文章は今の小説と違って骨太です。
また変な博愛主義みたいなものがなく、
「言葉狩り」以前の小説には言葉に力があります。
柴田錬三郎もかなりの小説が無料。
柴錬立川文庫はほぼ全て無料で読めますし。
「赤い影法師」のような傑作もKindle Unlimitedの対象になっていました。
彼の文章にも力があります。
最近の軟弱な剣豪小説を読むぐらいなら柴錬はかなりオススメ。
「決闘者宮本武蔵」は対象作品ではありませんが、最近の宮本武蔵物よりもはるかに面白かったなあああああ。
三大捕物帖として有名な、岡本綺堂「半七捕物帳」は全巻対象。「人形佐七捕物帳」は最初の5巻まで対象。「銭形平次捕物控え」は抜粋されたものが傑作集として数冊対象。
私も本では数冊持っていますが。
それでもKindle版で読み返したくなります。
海外の作者のものではカレル・チャペックの「山椒魚戦争」とか、「ロボット」という言葉が初めて考案され、使われた「RUR」など、今読んでも楽しめるような作品が無料。「山椒魚戦争」は長編ですが、SFの傑作だと思います。
シュテファン・ツヴァイクの「マゼラン」や「人類の星の時間」などが対象。
まあ多くの傑作がkindke版にさえなっていないので仕方がありませんが、ツヴァイクはこの2つだけです。
「白鯨」のメルビルの作品として有名な「書記バートルビー/漂流船」なども無料。
こんな感じで今まで気になっていてもなかなか読む機会がなかった名作を手当たりしだいに読めるのもいいですね。
そいうえば「レンズマン」シリーズも対象になっていました。
コンピューターの概念がなかった時代のSF。
コンピューターがないのに、どうやって宇宙船を動かしたのか、その工夫が面白すぎて、わたしは全巻買ってしまいましたが。
当時はKindle Unlimitedがありませんでしたので。かなりの出費をしてしまいました。
スペースオペラ時代の古典的SFはその他にもいくつか対象になっていて、無料で読めます。
ただ、古典はKindle Unlimitedの対象からはなかなか外れないんですが。
最近のものとなると対象になったり外されたりと目まぐるしいです。
比較的新しいものでは(と言っても出版されたのは10年は前)門田隆将さんの「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」(「Fukusima50」という映画の原作)や「この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡」など傑作ノンフィクションが一時Kindle Unlimitedの対象となっていまして。
門田隆将さんのことを最近知った私は彼の本は全く読んでいなかったんで。
至福のときを過ごしました。
今はすべて対象から外れていて、有料でしか読めません^^;

高橋洋一さんもその凄さを最近思い知った方ですが。
彼の書籍は10年ぐらい前のものはほぼKindle Unlimitedの対象となっていまして。
彼の考えのもとになる原理原則がわかりやすく書かれていて。
今読んでも非常にためになります。
ちなみにいま現在(2020年5月)では先ほど紹介の「駿河城御前試合」も対象から外れていました^^;この様にKindle Unlimitedの対象作品は次々に変わっていきますので、逆に言うと少し時間を空けてチェックをしていくと読みたい本や漫画に出会うことが出来たりします。
漫画はさらに対象作品が次々に変化していきます。
小島 剛夕 、 小池 一夫のコンビで世に送り出された様々な傑作漫画が今はKindle Unlimitedに対象になっていまして。
「子連れ狼」「半蔵の門」「孫悟空」「唇役主丞 乾いて候」など今は対象になっていまして。
私はすべての漫画を所有していますが。
読み直している最中です。
対象から外れて残念だったのは・・・・
「ウロボロス 警察ヲ裁クハ我ニアリ」という漫画も20巻まで対象になっていた時期があり、ほぼ全巻読みましたが、今は全巻対象外。
最後の4巻が読みたくて、結局全巻まとめ買いをしてしまいました。
「ミナミの帝王」は30巻ほど無料でしたが、これも今は昔。
「金瓶梅 まんがグリム童話」も30数巻まで対象だった時期があって。
女性向けの漫画は全く読まなかった私ですが、試しに読んでみたところ非常に面白かったです。
とはいえそれで興味を持って読んでみた同じ作者の竹崎 真実さんの他の漫画は「金瓶梅」には遥かに及ばず、がっかりしたりしましたが。
でもこうやって気軽に作品に当たれるのがいいですね。
漫画は無料のものはかなり読みました。
どうでもいいような、お金を払うんだったら絶対読まなかったようなものでも、頭が疲れたときなど、読むと頭がスッキリします。
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気軽に試し読み
ともかく
いずれ無料だと気楽に読んでみようという気持ちになります。
名前をよく知らなかった現代作家の作品でKindle Unlimitedの対象になっているものをためし読みしたりするのは楽しいです。
Kindle Unlimitedの対象になっているものは古い時期に出版されたものや人気がないものも多いんですが。
掘り出し物も多いです。
あとノウハウ本はほぼ外れだと思うので買ったことがないんですが。
無料だと思うと適当に選んで、読み散らかしたりしています。
が、やはりハズレばかりですけどね^^;
なかなか充実しているなあと思えるのは英語関連の勉強本。
これが無料?と思える充実ぶり。
例えば「発音レッスン63章: ネイティブと同じ発音・スピードで話すことができれば、ネィティブの会話、映画やドラマが聞き取れるようになります。 Kindle インタラクティブ版」は私は素晴らしい本だと思います。
発音付きで、2680円のものが無料とは。
私、毎日練習をしていて、もはや手放せません。
勉強本というのもかなり当たり外れがありますので、気軽に試して見られるのはとても助かります。
新しいお気に入りを見つけられるのもKindle Unlimitedの良さです。
私が新しくファンになった作家としては漫画家の三田紀房がいます。
絵がとっつきにくくて今まで食わず嫌いだったんですが、
彼の「クロカン」という野球マンガは全巻未だにKindle Unlimitedの対象となっていますが。これは傑作でしょう。
それから今まで一切読まなかったスポーツ関連の漫画に目覚めました。
随分と古いマンガだそうですが、無料で全巻読めた「エリアの騎士」というサッカーの漫画も素晴らしいと思いました。

もちろん三田紀房の「インベスターZ」や「ドラゴン桜」「アルキメデスの大戦」など彼の漫画も読み始めました。
弱った視力に優しい端末 Fire
私はKindle Unlimitedに入会するまでは紙の本に執着していまして。
やはり本は電子書籍では無いよな、などと勝手に思っていました。
しかしKindle Unlimited対象ではkindle版の書籍しか読めませんから、自然とPCやアマゾン端末のFireで読むようになったわけですが。
セールの時に買ったFire HD 10は非常に使い勝手が良くて。
手放せなくなりました。
というのもバックライトがついているために明るい。
また、字の大きさを調節できる。
辞書機能があって洋書などを読むのに楽。
本と違ってかさばらない。
前に読んだところのページから確実に読むことが出来る。
と言った利点があるからです。
視力が弱ってきたんで、本を長時間読んでいると目が霞んできます。
でもFireなら、明るさが確保でき、字を大きくすることが出来るため長時間の読書に耐えられます。
もちろんこれで映画も見ることが出来ますし、音楽も聞くことが出来ますが。
Fire本体の値段が安いだけあってあまり質はよくありません。
なので私は読書専用として使っています。
これからは電子書籍の時代だということを強く感じます。
中年の方にはとくに欠かせないものになっていくと思います。
まとめ
Kindle Unlimitedの良さについてあくまでも主観ですが、あれこれまとめてみました。
Kindle Unlimitedに入会すると毎月980円の出費が生じますが。
私の場合、今まで購入していた書籍代を考えると、10%以下の出費です。
もちろん現在も書籍も購入していますが。
0円の対象となる書籍をたくさん読むようになったので。
購入する書籍は減りました。
また読書の幅が随分と広がりました。
読みたい本の探し方
私は最初ある雑誌がKindle Unlimitedの対象だったことがわかり、これを定期購読すると1000円程度だったんで。
ついでに他の本が無料で読めたら良いかも、と思い試しに入ってみました。
でも最初は無料期間が過ぎたらすぐにやめようと思っていたんです。
ぱっと見、読みたい本や漫画が見当たらなかったからです。
そのあたりアマゾンは不親切です。
私は最初はKindle Unlimitedの対象書籍を羅列したページを順番に観て、本を探してみました。
それはそれでいいと思いますが、何しろたくさんありすぎますし、このページ、順番に見ていかなくてはなりません(ページを飛ばしたり後ろの方から観ることが出来ません)ので。非常に時間がかかります。何回も見ていると最初は前見た本や漫画しか出てこないため、とっても不便。
なのでそのうち、興味のある作家で検索し。
その著者のもので対象のものを読んだり。
そこで関連書籍が紹介されていますから。
その中でKindle Unlimited対象作品を探すことにしました。
自分の知識の範囲だと関連商品も限られますから。
知っている作家のページのオススメなどから、知らない作家のページに飛び、そこからさらにその関連の作家の作品を見てみるというやり方もしています。
それを繰り返しているうちに、本当はこれを読みたかったんだ、と思える0円対象作品がたくさん出てきまして。
漫画も含めると月に数十冊は読んでいます。
まともに購入していたら月数万円はかかりますから、私の場合は、完全にもとは取れています。
Kindle Unlimitedは私にとっては非常に有り難いものになっていますので、多くの方がKindle Unlimitedの紹介をしていますが、私も末席に連なってみました。
古典などは名作の多くが無料で読めますので、その点は素晴らしいと思います。
アマゾンの選定から漏れている書籍も大切
一方、気になることもあります。
Kindle版ではいわゆる陰謀論系の本はほぼカットされていまして。
アマゾンなりの誘導もあると感じました。
ネットってある意図に基づいて気付かれないように情報をコントロールしていますから。
そんなものに惑わされないことも必要です。
なので、紙の本も大事ですよね。
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