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目次
ブラウザには得手不得手がある
ブラウザと言うとインターネットエクスプローラーとか、FirefoxとかGoogle Chromeなどがありますが、それぞれに使い勝手が違います。
私個人ではFirefoxとGoogle Chromeを使い分けていました。
自分のコンテンツを作るときには主に拡張機能が充実しているGoogle Chromeを使います。デベロッパーツールも使いやすいですしね。
また英語の文章を読む場合もGoogle Chromeを使います。
クリック一つでページを丸ごと翻訳してくれるのは当然として。
カーソルを当てると日本語の訳が出てくるポップアップ辞書という拡張機能が便利だからです。この拡張機能はFirefoxなど他のブラウザにはありません。
それ以外でネットで情報をとったり、動画を観たりする場合には操作が簡単で別な意味で使い勝手が良いFirefoxで行ってました。
Firefoxは使い慣れてくるとなかなか便利です。
一番右上の三本線をクリックすると出てくる「カスタマイズ」をクリックしてカスタマイズ画面を表示すると様々なアイテムが出てきますが。

その中にある履歴やズームなどのアイテムをドラッグするだけでツールバーやオーバーフローメニューに置いておくことが出来ますので。
ワンクリックで操作ができます。以下はカスタマイズ画面からドラッグ・アンド・ドロップしたアイテム。
ツールバー

オーバーフローメニュー

ブックマークサイドバーをワンクリックで表示できるのもいいですね。

広告をデフォルトでブロックするブラウザ登場
ただ最近は閲覧履歴を覗かれたり、行動履歴のデータが流用されたりするのは当たり前のように行われています。
広告が履歴を反映したものになるようなものをターゲティング広告といいます。
ウェブブラウザには、情報を保存する「Cookie(クッキー)」という仕組みがありますが、それを広告配信会社が収集して広告主に渡します。それに対してどんなターゲットに対して広告を出すのかを広告主が決めるわけです。
しかしこれは個人情報の抜き取りですので、それが当たり前だとは私は思いません。
履歴情報の流出を防ぎ、ターゲティング広告をやめさせる、または少なくさせるる方法にはいくつかあります。
オプトアウト
既存のブラウザで場合、スマホやPCなど現在利用している端末から「オプトアウト」(データ収集や第三者へのデータ提供の停止を意味する用語)という手順を踏む必要があります。Cookieの停止を行うわけですね。
Google Chromeでオプトアウトする場合。
まずGoogleアカウントにログインした状態で「Google のアカウント情報画面」を表示。→画面真ん中の「個人情報とプライバシー設定」から「広告設定」をクリック。→「広告設定を管理」をクリック→「広告のカスタマイズ」をオフ。
Firefoxにはブラウザ自体にトラッキングをストップさせ。Cookieを残さないようにすることが出来る仕組みがあります。と言ってもアドオンをインストールしなくてはいけないんで。
知識のない方には面倒に感じられるかもしれません。
アイフォン、アンドロイドでも似たような操作を行ってオプトアウトします。
Cookieの流出を防いでくれるアドオン
add-onには「付け足す」「含める」といった意味があり。
すでにあるものに何かをプラスするといった意味で使われています。
ネット関連ではアドオン(add-on)という言葉は「ソフトウェア・アプリケーション・ブラウザなどに新しい機能を追加するプログラム」のことを言い、別に「拡張機能」とも呼ばれています。
ターゲティング広告をブロックし、Cookieの流出を防ぐアドオンとしては有名なのは「Ghostery – プライバシー広告ブロッカー」と謳っている」Ghosteryです。
Google Chrome版
Firefox版
フィッシング詐欺やマルウェア、マルバタイジング(悪質なウェブ広告)をブロックしてくれるので、それだけでも有益ですが。
これを使うとサイトに何が埋め込まれているのかが一目瞭然でわかってしまうため分析ツールとしても大きな力を発揮します。
詳しいことはまた別記事にしてみますが。
このアドオンをインストールするだけでサイトがとても見やすくなることは確かです。

広告が表示されないブラウザ Brave
今回詳しく紹介をしたいのがBraveというウェブブラウザです。
このブラウザは例えばFirefox用とかGoogle Chrome用のブラウザをインストールすると、
もともと使っていたブラウザのブックマークなどはそのままに、でもデフォルト(初期設定)でフィッシング詐欺やマルウェア、マルバタイジング(悪質なウェブ広告)をブロックしてくれます。
なので特にGhosteryなどのアドオンをインストールする必要はありません。
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私はFirefox版のBraveをインストールしました。
そして実際に使ってみると、上記で書いたFirefoxの利点はそのまま使えますし。
アドオンはGoogle Chromeのもののいくつかを使うことが出来ますから、先ほど紹介したポップアップ辞書も装備することが出来ます。
ただすべてのアドオンを使えるわけではなく、ページまるごとの翻訳は今のところ出来ないようなので。
とりあえずはGoogle Chromeも併用するつもりです。
画期的!Braveブラウザ
以下のようなこのウェブブラウザの主張は私にはとても納得がいくものです。
ウェブ広告には明らかに問題があります
個人情報を収集する広告やトラッカーがあなたのプライバシーを侵害し、ウェブの本来の価値を落としています。 巨大インターネット企業がますます強力になる一方で、パブリッシャーやクリエイターは撤退を余儀なくされています。またアドフラウドの問題も広がっています。
そしてプライバシーを守るために具体的にはトラッキング(特定のユーザーが、サイト内でどこを閲覧しているのかを追跡、分析することで。どこ(インターネット広告や検索エンジン)から来た人が、どのようなページを見てその結果資料請求・商品購入に結びつくのかを追跡していきます。)をデフォルトでブロックします、と宣言しています。
BRAVE SHIELDSでプライバシーを保護
データを収集する広告やトラッカーをブロックします
大半のウェブサイトや広告には、個人を特定しようとするプログラムが埋め込まれています。インターネット上でのあなたの行動が全て捕捉されているのです。Braveはそのすべてをブロックした上で、安全にブラウジングできるようにします。
実際Braveブラウザを使うとYou Tubeの広告も出てきませんし。
ポップアップ広告もありません。
非常に快適です。
ただ、Braveはすべての広告をブロックするわけではなく、個人データを使うターゲティングを行わない広告(トラッキングを行わず、パブリッシャーのデータのみを使用する)は表示されます。
なので広告が全く見えなくなるというわけではありません。
その結果として読み込みが早くなり、2倍以上高速になります。
更にはウインドウを閉じるとその殆どのデータが消えるようになっています。
またBraveのプライベートウィンドウでは、ウィンドウを閉じると、インターネットの閲覧履歴、フォームデータ、Cookie、およびサイトデータが保存されなくなります。
更にはもっと秘匿性を高めることが出来るとか、報酬を得ることが出来るとか。
様々なことがありますが。
それは別記事にするとして。
ここまででも画期的だと思います。
Braveはセキュリティが強化されているため、使い勝手は時に制限的で。
yahoo ニュースの動画ニュースでは以下のようになり、デフォルトでは、埋め込まれている動画を見ることは出来ませんでした。

しかし、その動画を見たい場合には一番上のアドレスバー(ブラウザが現在表示しているWebページのURLを表示するツールバーのこと)にあるライオンマークをクリック。

すると以下のような画面が出てきますので上の赤の丸いところを左に動かしてブロックを外します。

すると動画が観られるようになります。
こうなるとFirefoxのブラウザは全く開く必要がなくなります。
ただしこのBrive。これまで個人情報を大ぴらに抜き取って、それを使って利益を得ている勢力にとっては脅威です。
その為様々な批判もあるようです。
その特異なビジネスモデルには否定的な声もある。2016年4月には十数社の新聞社がBraveの広告システムを違法行為だとする声明を発表した。Braveに協力しないことを表明しているウェブパブリッシャーも存在する。一方、TechCrunchの記事では、ウェブサイトに元からあった広告をブロックして自らの広告は見せるというシステムを偽善と断じるのは簡単だとした上で、Braveは広告ブロッカーによってウェブサイトのビジネスが成り立たなくなることを防ごうとしているのであって、金儲けのためではないと擁護している。ただし、この手法でユーザーやパブリッシャーを満足させられるかどうかについては否定的な意見を述べている
https://ja.wikipedia.org/wiki/Brave_(%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%96%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%B6)
まとめ
個人情報を盗んで当たり前、という現在のネット周りの風潮。私自身、ターゲティング広告の乱立には本当に嫌気が差しています。
もちろんセキュリティを高める仕組みは各ブラウザとも装備をしていますが。
完全とは言えませんし、かつ知識がないとそれら装備を活用することも出来ません。
そんな中出てきたBraveはデフォルトで広告をブロックし、ネット上で行った様々な作業が外から丸見えになることを防ごうとしています。
そのシールドは完全ではありませんが、以下のよな働きをします。
ほとんどの広告とそれらに付属するトラッカーをブロックする
実際にアクセスしたサイトのCookie以外のCookieを破棄する
Cookieがないと、ブラウザを認識および追跡することが難しくなります
サイトがサポートする場合は常に接続を保護するためのアップグレード
悪意のあるコードや悪意のあるサイト(コンピューターを使用して暗号通貨をマイニングしようとするサイトなど)をブロックします。
しかもこれ。Google ChromeでもFirefoxでもそのブラウザに対応するBraveを使えば、そのブックマークやダウンロードを引き継ぎ、かつターゲティング広告をブロックしてくれます。
拡張機能はもっとも豊富なGoogle Chromeのものを一部使えますから(一部なので、Google Chromeは今後も使い続けるようですが、)、Firefox版を使うとGoogle ChromeとFirefoxの良いところを同時に活用することが出来ます。
なので非常に使い勝手が良く、しかも読み込み速度は2倍以上。
閲覧用なら、Braveを使わない手はありません。
更に詳しくは次回の記事で・・・・・
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