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アメリカでは当たり前?サプリを客観的に評価するサイト
日本は国民皆保険制度があって医療が格安で受けられます。
そのために年寄りの憩いの場と化して、忙しい方々の診察のじゃまになったりもしていますが。
こんな国は世界でも珍しくて。
私が時々行っていたフィリピンでは医者にかかるためには高額な費用がかかるため、多くの人は病院には行けず、民間療法で治そうとしたり、あとは家で死を待っているような有様です。
私の彼女が比較的軽い症状の病気で入院したことがあります。
病院自体は近代的な設備を持っており、医者のレベルもそこそこ高いんですが。
一日数万円かかったんで。
これは保険にも入れないフィリピンの7割の人達には病院にかかるのは無理だなあ、ってその時思いました。
フィリピンは貧しい国だからそういうこともある、というわけではなくて。
アメリカなど、ちょっと検査を受けるだけで数十万円かかりるのは当たり前という世界。医療費の自己負担分が高額なのは世界の常識です。

そのため、アメリカでは病気にならないように、予防医学的にサプリを服用する人たちが多数います。
日本と違ってもし癌にでもなれば数千万円はかかるそうなので。
真剣です。
しかしサプリ業界ははっきり言って腐っています。
アメリカのサプリが日本よりも評価できる理由を前記事で書きました。
しかしその記事内でも、とはいえサプリと言われるものはいわば「薬になれなかった落ちこぼれ」なので宣伝されているほど効果がないサプリが多数ある、ということを書いておきました。
そのことを隠し、誇大広告によってサプリを買わせようとするのはアメリカも日本も同じです。
そのため、アメリカではサプリ業界と利害関係がなく、客観的な情報を提供する評価サイトが支持されています。
残念ながら日本にはそういうサイトはありません。
Examine.comが有り難い
いくつかある評価サイトの中でも客観的なデータが豊富なのがExamine.comというサイトです。
プロパガンダに堕したサプリ業界の嘘を暴いているサイトとして有名です。
サプリ業界と利害関係がない立場でサプリに関する客観的な情報を提供するサイトなんてことはありそうでいて実はなかなかありません。
ネットの情報の殆どは紐付きですし。
いわゆる権威ある評価サイトもその多くがサプリ業界をスポンサーにしています。
手軽に見られるもので信頼できるとすると、Wikipediaとか、否定的なレビューもそのまま載せているiHerbのレビューとかぐらいです。
これらの情報を知るだけでも問題のあるサプリ成分があぶり出されますが。
もっと正確でエビデンスがある、確実な情報を得るためのサイトが、Examine.com
です。
トップページには以下のようにこのサイトの立ち位置が書かれています。
100%独立 – いかなるサプリメント会社とも結びつきません
不偏 – 私たちはサプリメントを販売していません
ニュートラル – 幅広い背景の研究者を抱えています
信頼できます – 主流のメディアとピアレビューで公開されています
人気があります – 200万人以上の人々が毎月私たちを訪問し、栄養とサプリメントの詳細を学んでいる。
今は英語サイトでもグーグル翻訳でほぼ日本語として読むことが出来ますので。
サプリを購入しようと思う方にとっては貴重な情報源となります。
ただ一点。
中立な立場から正しい情報を発信するといっても収益が得られなければ継続できません。
そのためにサプリに関する出版物を販売していまして。
それは結構高いです^^;

「あなたの性欲を高めるサプリメント」を観てみる
サプリを購入する場合、そのサプリがどういう効果をもたらすのかが非常に気になります。
それでサプリを販売する会社も「きれいになりますよ」とか「痩せます」とか、「二日酔いになりません」、「ボケ防止になります」などという「効果」を全面に出した宣伝を行っています。
それらの効果があれば問題はありませんが。
もしその効果が根拠がないものだったり効き目がとても弱いものだったらこれは誇大広告に当たります。
今回は「これを飲むと勃起しますよ」「セックスが強くなりますよ」ということを謳い文句にしているサプリに関してExamine.comが評価している記事を見ていきたいと思います。
というのも別サイトで私は精力剤に含まれている様々な成分について調べ、記事もたくさん書いた事があるんですが。
その成分の殆どが効果がないことを知って愕然とした事があったからです。
最初からExamine.comを観ておけば、時間の短縮になったでしょう。
以下、Supplements that could help rev up your libido
(貴方の性欲を高めるのに役立つサプリメント)
という記事を拙い訳ですが、私なりに内容をまとめてみます。
エビデンスに基づいた情報にアクセスしよう
毎年バレンタインデーが近づくと、SEXに役立つサプリについてどんなものがいいか、との問い合わせがたくさん来ます。
彼らはエビデンスに基づいた媚薬を探しているので、私達に相談するのです。
しかし販売されている多くの媚薬は、性的能力を高めるためのテストステロンまたはドーパミン代謝に結びついていると謳っていますが。
これらの科学的研究はやや不十分で、主にラットによって研究されているに過ぎません。人間での研究はまだまだというものばかりです。
そういうものを買うのはお金の無駄です。
性欲を高めるためには、テストステロンを増やす必要があると考える人は多いでしょう。
確かにテストステロンレベルは性欲を高める役割を果たしますが、性欲を高めるものはそれだけではありません。
例えばマカは性欲に影響を与えますが、テストステロンのレベルに影響を与えない事がわかっています。
またマグネシウム、ビタミンD、亜鉛などのビタミンやミネラルは健康なテストステロンレベルをサポートするのに役立ちますが。
食事などでの摂取量が十分であれば必ずしもそれらをサプリを使って増やす必要はありません。
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マグネシウム、ビタミンD、および亜鉛の十分な摂取を保証することは、テストステロンの生産を促すのに役立ちます。そのために食事など十分にこれらの成分を摂取できていないと感じるならばこれらのサプリを摂取することは意味のあることですが。
これらは最適なテストステロンレベルを維持し、性欲を改善するのに役立ちますが、それだけが勃起の要因になるわけではありませんし、摂取してすぐに効果が現れるものでもありませんので。
わざわざSEX直前に摂取しても仕方がありません。
勃起のために検討する価値があるサプリメント
マカとココア抽出物の2つは、よく研究されている性欲増強サプリメントです。
しかし両方とも効果を得るために少なくとも1週間の補給が必要です。
マカは2ヶ月間一貫した補充が行われないと効果が現れないこともあります。
リビドーに対するココア抽出物の効果は、マカよりもさらに間接的です。
一酸化窒素(NO)レベルが低いと、勃起不全に陥る可能性があるのですが。
カカオのフラボノイドはNOレベルを強化し、血流を改善し、勃起不全を緩和するのに役立ちます。
同様のサプリメントには、トンカットアリとトリビュラスがありますがこれらの各ハーブについて行われた人間研究はごくわずかしかありませんので確実なことは言えないのですが。
しかし動物実験による結果では、これらのハーブがリビドーを改善するのに役立つサプリメントとなる可能性があることを示唆しています。
経口補充後すぐに性欲を改善することができるサプリメントはほとんど無く。
あってもしばしば望ましくない副作用を伴います。
ヨヒンビンはオルガスムに至らない人や勃起不全の人の助けになることがわかっているのですが。
これは覚せい剤でもあるため、心臓や脳の状態の悪い人、薬物を使用する人々が摂取してはいけません。
人によりますが、アルコールは、適度な投与量だと効果的な即時性の性欲増強剤になり得ます。
その理由は、アルコールが性欲の阻害要因を減少させることができるからです。
それはまた、テストステロンを短い時間ながら増加させます。
ただし、この効果はすべての人には作用セず、逆に一部の人々は、アルコールを吸収した後にテストステロンがわずかに減少するか、全く効果を示しません。
アルコールの健康リスクと相まってアルコールは、長期のテストステロンブースターや性欲増強剤としては不適切です。
結論
マカやココア抽出物のようなサプリメントは性欲や性機能を助長させる可能性が高いとわかっています。
しかし、トリビュラスやトンカットアリのようなものはその効果を確かめるためにはもっと研究が必要です。なので今のところは効果があるということは出来ません。
ヨヒンビンとアルコールは勃起を助けになる場合もありますが、著しい悪影響を及ぼすこともあります。

時間とお金を溝に捨てる誇大広告のサプリメント
勃起薬としてとして市販されている多くのハーブサプリメントは誇大広告によって実際よりも価値があるように見せかけられています。
DHEA、イチョウ、L-DOPA、または鹿の角エキス(ベルベットアントラー)。
これらのサプリメントはすべて精力剤として市販されていますが、それらが勃起薬として効果があるということを示唆する証拠はありません。
伝統的に精力剤として使われてきた食品でさえ、研究してみるとリビドーに対する効果が限定的になることが判明しています。
寝る前に牡蠣を食べると勃起力が高まると言われていますが、それに対するエビデンスはありません。
あなたの体内で亜鉛が少ない場合にはテストステロンのようなリビドーに影響を与えるいくつかのホルモンに悪影響を及ぼす可能性があるので。
そういう場合には亜鉛の豊富なカキを食べることでその不足分を補うことができるというだけにすぎません。
アロマテラピーに使用されるローズエッセンシャルオイルとチョコレートは、どちらも軽度のリラックスした特性を持っています。(特に女性用)。
そのためストレス軽減を介して間接的に性欲増強に寄与する可能性がありますが直接性欲を高める事はありません。
神聖なバジル(ホーリーバジル)やペダルウム・ミュレックスなどの他の有名なハーブは、動物研究によってその効果が有望であるとされていますが、人間の研究はまだ未だに行われていないので今の所購入する価値があるかどうかはわかりません。
性的機能強化(精力剤市場)は収益性の高い市場なので、ほぼ全ての成分が何故か勃起に役立つとされています。
しかしそれは売らんがための宣伝文句に過ぎないので。それに乗せられてはいけません。
また原則として、「独自のブレンド」と言われているものは、各成分がどれくらい含まれているかがわからないので避けるべきです。
結論
デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)、イチョウ、L-DOPA、ベルベットアントラー、ローズエッセンシャルオイル、チョコレート、カキは全て強力な催淫剤として販売されていますが、ほとんどは単なる誇大広告!騙されないようにしてください。
注意事項:覚醒剤をセックス時に使用してはいけない
覚醒剤をSEX時に使用する人達がいますが、これらは、安全性に問題があるだけではなく、そもそも潜在的な悪影響を及ぼす可能性があるので慎重を期す必要があります。
バイアグラのような医薬品のオプションは別として、覚醒剤は一般的に寝室の使用には推奨できません。
また、タバコは、多くの場合、セックスが終わったあと吸割れると思いますが。セックスの前に吸うと男性と女性の両方とも性欲の減退が起きます。
またバイアグラ自体は危険はありませんが、血圧を上昇させたり、心血管損傷のリスクを高める物質をバイアグラと併用し手はいけません。
例えば、マリファナは血圧を上昇させるため、バイアグラと組み合わせて過激にセックスをしたために心臓発作を起こ下という例があります。。
覚醒剤をバイアグラのような薬と併用すると、逆効果があり、害を引き起こすことさえあることを肝に銘じておきましょう。
全体の結論
マーケティンに踊らされて効果のない精力剤を買うぐらいなら、ロマンチックなデートの夜にあなたのお金を費やす方がよほど価値的です。
サプリは本当に効果があるものだけを購入し、恋人との愛を深めてください

更にエビデンスを観たい場合
上記で紹介した記事はまとめのようなものです。
更にそのエビデンスを探っていきたいとなれば、Examine.comの右上に検索窓がありますので、調べたいサプリの名前を記入し、個別ページにアクセスします。
するとそれぞれの成分に関して様々な実験データが示されていますので、どうしてそのような結論に至ったのかがよくわかります。
エビデンスの基づいてサプリが評価されていることで、目的を果たすためには何を購入したらよいかわかりますので、ぜひ御覧ください。
ただ英語で書かれていますから、今後私なりにまとめたダイジェストも記事にしていきたいと思います。
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