sponsored link
20歳を迎える人たちにとって成人式は一つの節目なんですが、あまり大切にされていないように思います。毎年一部の人たちが暴走して問題を引き起こしています。成人式については昔はとても厳粛で意義のあるものだったと思います。何百年と続いてきた伝統行事だったわけですので形を変えながらでも続けていって欲しいと思いますが。今の成人式はあまりにも魅力が無いですね。
でも私はそれでも成人式は素晴らしい行事だと思っています。今回は海外の反応も含め、そのことについて書いてみたいと思います。
成人の日の意義?
成人の日は、1948年公布・施行の祝日法によって「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝い励ます」という趣旨で制定されました。
1999年までは毎年1月15日が成人の日でしたが、それはこの日が小正月であり、かつて元服の儀が小正月に行われていたことによるといわれています。
成人の日は昔から大切な行事として各地で祝われていました。
日本では昔は元服と言いました。数えで15歳満14歳で成人と見なされていました。女性は13歳で成人とみなされました。そしてそれからは責任ある大人として見られたのです。
一人前になって国に貢献するということができるという意味でも、それ周りにとっては祝うべき意義があるものになっていたのだと思います。
一族や国の繁栄にとって子どもたちが一人前に育ってもらうというのはとても価値があるものだったのです。
そのため、その伝統を受け継いで1月15日とされたのですが、2000年からははハッピーマンデーの導入の結果毎年1月の第2月曜日で祝日です。休日を確保するために祝日を変えるなんてどうなってるんでしょうかね。この辺りから成人式が荒れるようになってきたんじゃないかと私は思っています。
[ad#ad-1]
海外で成人になるのは何歳?
世界的には18歳で成人とみなすのが大勢です。アメリカやカナダのように州によって成人の年齢が違うところや男女によって違う国もあります。
14歳:プエルトリコ、ハイチ
16歳:ネパール、キルギス、スコットランド
17歳:北朝鮮
18歳:アメリカ・カナダ(州によって異なる)オーストラリア、ロシア、イラン、ドイツ、オランダ、チェコ、フランス、スイス、ブラジル、ギリシャ、ノルウェー、インド、メキシコ、中華人民共和国など多数
19歳:アルジェリア
20歳:ニュージーランド、タイ、台湾、モロッコ、チュニジア、インドネシア、韓国
21歳:アラブ首長国連邦、インドネシア、エジプト、アルゼンチン、シンガポール、南アフリカ、フィリピン(男性:女性は18歳で成人)
こう見ると日本は少し遅いのかもしれませんね。日本でも成人年齢を18歳まで引き下げる動きがありますが、私は賛成です。そもそも運転免許証などのライセンスは18歳から取れるわけですし、飲酒は二十歳からということになっていますが有名無実です。18歳ともなればもう大人ですから、きっちりと責任をもってかつ権利も主張して頂きたいものだと思っています。
またヨーロッパではドイツやイギリスなどで数十年前から成人年齢が引き下げられました。ただしこのことはその国の若者たちの運動が実を結んでのことです。つまり成人年齢引き下げの経緯を見てみると、成人年齢を下げて参政権を獲得できたのは若者たちの力だったんです。
日本ではそのような動きが全く見られないのみならず。
18歳まで引き下げたらお酒を飲んで体を壊す若者が増えるんではないかということでの反対があったりして、全くのお子ちゃまランチ状態!
日本の将来はどうなるんだろうかと思わず心配してしまいます。
1
sponsored link