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お正月を迎える準備ではしめ縄やしめ飾りは欠かせません。家のどこに飾ればいいのか、いつからいつまで飾ればいいのか、はたまた飾り終わったらどのように処分すべきなんでしょうか?
最近は、こうした伝統行事をしないという方も増えてきました。しめ縄やしめ飾りをよく知らないという人も若い人を中心に多くなってきましたが、しめ縄には深い意味が有ります。それらの意味と由来を知り、お正月をより深く味わいものです。
しめ縄の由来
しめ縄の由来はとても古くその由来の一つは神話時代から始まります。有名な「天の岩戸」の話です。
あまりにも有名ですが簡単にまとめてみますと・・・・・・
昔々天照大神というお方がいらっしゃいました。彼女には素戔嗚尊という弟がいましたが、暴れ者で手がつけられず、高天原で散々の悪さをします。その悪さが甚だしいので、天照大神はそれを恐れて天の岩戸にお隠れになってしまいました。
しかし天照大御神は太陽の神様。
天の岩戸に隠れてしまわれると世の中が真っ暗になってしまいまいました。これは大変と集まったなんとかして天照大神を外に出そうとします。八百万の神様たちは一計を案じて天の岩戸の前で飲めや歌えやの大騒ぎ。乱痴気パーティーを始めます。
その騒ぎは天岩戸の中まで漏れ聞こえ、何事かと思った天照大神は岩戸を少しだけ開けてそこからそっと身を乗り出して外を見ます。
それを待ち構えていた力自慢の神様天手力男命はその隙間に手をかけて力任せに天の岩戸を開け広げ、更には外に出てきた天照大神が再び天岩戸に逃げ込まないように「しめ縄」で天岩戸を縛ってしまったのでした。
この縄のことを「尻久米縄」と云われたと古事記には記されていましてしめなわの始まりとされています。久米とは「出す」という意味で一方を垂らしていることを表しているんだそうですが。
今回は省略しますが、注連縄には数多くの違った形がありましてそれぞれに名前がつけられています。
そこから敷衍して、しめ縄には清浄・神聖な場所を守るという意味があります。神社へ行くとしめ縄が張り巡らせられています。これは、しめ縄より内側は神の領域であると示しているのです。
神聖な場所に結界を設けるという意味で、神社だけではなく、巨大な岩や樹木、清浄な井戸、瀧、寺院にもしめ縄が張り巡らされています。
なおしめ縄には別の由来も伝えられています。
注連縄の「注連」という漢字は中国では死霊が入ってこないように水を染み込ませた縄のことを言います。漢字の字面から注連縄は中国から来たという説があるわけですが、もともとの日本の風習があってそれに中国の風習も混じっていったのかも知れません。
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しめ飾りの由来
小さなしめ縄に縁起物を飾っているのがしめ飾りです。意味は注連縄と同じです。注連縄の家庭版と言えそうです。
お正月に門松とともに戸口にしめ飾りを置くのは、悪霊の侵入を妨げ、、家を神聖な場所に保つためです。
神聖な場所にしておいて歳神様を迎えるのです。また穢れを去って無病息災・家内安全を願う意味があるのです。
ただししめ飾りは様々な装飾をしています。
神社のしめ縄のような公的なものではないので、「家内安全無病息災」への願いがそれらの飾りには込められています。
しめ飾りの飾り方
鏡餅の説明のところに詳しく書きましたが。
お正月の鏡餅の飾り方!その意味や由来などを調べてみました
お正月には縁起がいいものを飾ります。
しめ飾りも、一族の繁栄を願う「橙(だいだい)」や「譲葉(ゆずりは)」裏表なく夫婦円満を表す「裏白(うらしろ)」そして神様をお迎えする準備はできていますよ、どうぞ来てください、という案内の役割を果たす「紙垂(かみしで)」などで注連縄を飾ります。

引用元:http://item.rakuten.co.jp/happudo/868005/
注連縄はいつまで飾れば良いのか?またその処分法は?
しめ飾りを飾るのはいつが良いのか?
注連縄しめ飾りは鏡餅などと同じく12月28日までに飾るのが良いです。
飾らない方がいい日が12月29日と31日です。
29は二重苦にかけて縁起の悪い日ということです。
12月31日に飾ることは一夜飾りと言われ神様に失礼とされるので飾りません。
外すのはいつ?処分法は?
一般的には松の内が過ぎたら外すということになっていますが松の内の期間は地域によって違いますのでその地域地域の習慣に従ってで行うのが良いでしょう。
1月7日七草粥を食べた後が良いというふうに言う方もいらっしゃいます。
それを過ぎたら外しても良いのかもしれませんね。
しめ飾りはとっておいて翌年も使うというようなことはしません。
処分は1月15日に神社で行われる左義長(どんど焼き)で焚き上げるのがならわしです。神社に持って行く祈念したあと、焼いてくれます。
自分でプラスチック等は外して出すようにしてください。
そういうことが書かれていますので指示に従えばいいだけです。
ただそういうことをしてくれる神社が近くにない方も多いと思います。
そういう場合は塩をまぶして新聞紙にくるんで出すと良いという話です。
やむを得ない場合はそうするしかありませんが、なんとも味気ない話ですね。
神社でも小さいところはやらなくなっていますが、ぜひやってほしいものだと私は思います。
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