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フィリピンの祝祭日、記念日はまずそもそも移動祝祭日がほとんどで、いつになるかよくわからないところがあります。しかも歴史的な、日時がはっきりしている記念日さえも年ごとにずらして連休を作ったりします。もっと驚くことにはその年度中に突然新たな祝日が作られたりします。さすがフィリピン!日本では考えられないことです。
フィリピンにいる彼女とスカイプで話をしていた時に、そういえば今度の3月6連休なんだけど、フィリピンに遊びに来ないかと言われました。フィリピンの祝日ってそういえばいつなんだかよくわからないし連休がたくさんあるなあと思いましたので詳しく調べてみることにしました。
出来たら連休で彼女がお休みの時に遊びに行きたいなと思います。
ただHOLLY WEEKといえばイースター!フィリピンのイースターといえばこんな残酷な儀式もあるんですよ((;゚Д゚)ガクガクブルブル
目次
祝祭日が毎年変わるフィリピン
フィリピンはキリスト教徒が約93%も占める国です。国家全体でキリスト教が推進されています。そのため祝祭日もキリスト教関係のものが多いです。
それと500年にわたって外国の侵略を受け、植民地になっていたので、独立に大きく貢献をした英雄にちなんだ休日、記念日もあります。
しかしキリスト教関係の祝祭日は移動祝祭日が多いです。
まあこれは世界的にそうなっていますので良しとしましょう。
フィリピンはキリスト教に改宗する前はイスラム教徒が大半だったことでもわかるように、イスラム教の儀式も全国的な祝日にしています。
イスラム教の宗教的な祝日はイスラム断食明け祭 (ラマダン / Eid Ul Fitr)とメッカ巡礼祭(Eidul Adha)です。
これをいつにするかはムスリム・フィリピン国家委員会(NCMF: National Commission on Muslim Filipinos ) が、後ほど日にちをフィリピン大統領に知らせる、という形を取っていて、通知を受けたらその日を祝日にするというとても変則的な形をとっています。
これが直前まで決まらなかったりするそうですので面白いですね。
これだけでもびっくりですが、フィリピンでは歴史的な記念日の祝日も年ごとに日にちをずらすんです。これは連休にするためで、そのあたりは日本でもやりそうなことです。
しかしフィリピンの場合には
その 年度中でも政府命令で祝日の日をずらすことがあります。それだけでなく祝日を新らしく作ったりするんです。
さすがフィリピンですね。日本ではありえないことです。
そのほか地域によって設けられた祝日もあります。
こういったわけでフィリピンの祝日はわかりにくくなっています。
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一般祝祭日(Regular Holiday)と、特別祝祭日(Special Non-Working Day)で給与が変わる
2016年の祝日で色々と見ていきたいと思います。フィリピンでの祝日には一般祝祭日(Regular Holiday)と、特別祝祭日(Special Non-Working Day)との2種類あります。
それでフィリピンで人を雇って商売する場合、この祝日の違いは日給に反映されます。
一般祝祭日の場合は雇っている場合には通常の日給を支払わなくてはなりませんし、また労働をさせた場合は通常日給比200%の給与を与えることが義務付けられています。
特別祝祭日に労働をさせた場合、通常日給比で130%の給与を支払わなくてはなりません。
月給制の場合これには当てはまらず、
この祝日がでもとっても多いのがフィリピンの特徴です。以下祝日を並べてみました。その意味や由来はとても興味深いものがりますので別記事にまとめてみました。
2016年の一般祝祭日 – Regular Holiday
2016年1月1日(金)元旦
2016年3月24日(木)聖木曜日
2016年3月25日(金)聖金曜日
2016年4月9日(土)勇者の日
2016年5月1日(日)レイバーデー
2016年6月12日(日)独立記念日
2016年8月29日(日)英雄の日
2016年11月30日(水)ボニファシオ・デー
2016年12月25日(日)クリスマス
2016年12月30日(金)リザール・デー
2016年の特別祝祭日 – Special Non-Working Day
2016年1月2日(金)追加の祝日
2016年2月8日(月)旧正月(Chinese New Year)
2016年2月25日(木)エドサ革命記念日(People Power Anniversary)
2016年3月26日(土)聖土曜日(ブラック・サンデー / Black Saturday)
2016年8月21日(日)ニノイ・アキノ記念日(Ninoy Aquino Day)
2016年10月31日(月)追加の祝日
2016年11月1日(火)万聖節(諸聖人の日 / All Saint’s Day)
2016年12月24日(土)クリスマス・イブ
2016年12月31日(土)大晦日
ちなみに彼女が6連休と言ってきたのは3月ですが、フィリピンではこの月の後半にHOLLY WEEKというものがあります。
つまりイースターですね。
イースター!重要だけどややこしい祝日?その由来と、暦論争や日曜日の訳とは
2016年の場合はその時の祝日は以下のとおりです。この日から始まる一週間は聖週間(Holy Week)と呼ばれ、フィリピンでも様々な宗教的行事が行われる特別な期間です。お店やショッピング・モールが休みとなります。今年はこの日になりましたが、2015年では4月2日木曜日から行われました。キリスト教の祝日はこのように年ごとに変わります。
3月24日(木)聖木曜日
キリストの復活祭前の木曜日にあたる日でいわHOLLY DAYSイブとでもいう日です。キリストが殺された日の前日を祝うというのもおかしなものですが、聖金曜日からの三日間は特に尊重され、特別な典礼や礼拝が行われますがその前日ということです。
キリストの受難を描いた長編叙事詩「パッション」を詠唱するカトリック教徒の行事「パバーサ」が各地で行われ、その日から日曜日まで連休状態となります。
3月25日(金)聖金曜日
復活祭の前の金曜日にあたり、「受難日」「受苦日」とも呼ばれます。イエス・キリストの受難と死を記念する日。つまりイエスが磔にされた日を偲びます。
福音書の記述をもとにイエスの受難を思い起こす特別な典礼や祈りが行われ、一部では断食を行う習慣もあります。
3月26日(土)聖土曜日
復活祭の前日の土曜日は、キリスト教世界でHoly Saturdayとも呼ばれる日で、カトリック教会では、ふだんかけられている祭壇布などが取り払われます。まだイエスが眠りについていることを表すんだそうです。
2016年3月27日(日)
復活祭当日十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目によみがえったことを記念する復活祭。
キリスト教の典礼暦においては最重要の日です。この奇跡があるということがキリスト教の正当性を証拠付けるものです。英語で言う「Easter」(イースター)。
この復活祭は、春分の日の後の最初の満月の次の日曜日に祝います。そのために年によって日付が変わる移動祝日となるんです。
日本で仕掛けられているイースターはキリストの死を全く匂わせません。商業的な販売促進のためのイースターですが、フィリピンでは、人が十字架に張り付けられているパフォーマンスがいたるところで見られます。パフォーマンスと言いますが実際に手に釘を刺します。かなり恐ろしい儀式です。
また、これらの国の主祭日以外にも、セブならセブでの休日といった具合に地方ごとに定められている祝日/休日があります。
以上簡単なまとめでした。
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