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お墓というと不気味だとかいう方もおりますが、お墓があるってとても素晴らしいことだと思います。
先祖がいてこそ私たちも存在することができるんですから。また自分が何者であるか確認することもできるわけです。
今回はお墓参りのやり方についてまとめてみました。
日本人はお墓参りをただ先祖に会いにいくだけでやるわけではありません。
家族が無事暮らしてるとか、今大変なんですよとか、報告しに行くわけです。
そして私たちが今あることは先祖のおかげであるということを感謝します。
これはやはり日本教とも言うべき強固な宗教的感情があるからでしょうね。
神に感謝するのではなくて先祖の感謝する。
ですから日本にいるとあまり意識しませんが、お墓参りをここまで頻繁に行事化している例もあまりなのではないのでしょうか。
日本でお葬式といえば仏教ですが、あくまでも仏教は日本人固有の信仰を上書きしたものです。
なので様々な要素が絡み合っているというのが本当のところです。
仏教本来の教えでは輪廻転生するわけですから、先祖崇拝というのはありえないわけですので。
生きている人に会いにいくような感じでのお墓参りの風習はあくまでも日本的なものです。
目次
お墓参りはいつ行けばいいの?
お墓参りはお盆やお彼岸、年の暮れ、お正月はまず定番です。
それと身内の命日や法要のときやなどにお墓参りをするのが一般的です。
ということで人は必ず死ぬわけですので、身内の命日も必ずあります。そして年を経るごとにだんだん増えていきますよね。
私はそれぞれが大切なものだと思っていますが、田舎が遠い場合などはお盆やお正月にまとめてお墓参りを済ませてしまう場合も多いようです。
ただお彼岸は極楽浄土に行くことを願うもので、お盆はこちらの世界にやってくるご先祖様の霊をお迎えするものです。
このようにそれぞれ意味の違いがあったりします。それぞれに意味深いものがありますので、その都度出来るだけ出かけられたらいいですね。
仏式のお墓参りマナー
お墓参りの必需品
掃除をするための物
ほうき、たわし、雑巾、バケツ、ごみ袋など、お墓専用のもの
お参り用
お線香、ローソク、花、お供え物、マッチ、半紙、水桶、ひしゃくなどが必要
それと個人が好きだった食べ物などのお供え物。
お墓参りの手順
まずお墓の掃除
手を洗い清める⇒それから手桶に水をくみ、お墓に向かう⇒お墓に合掌礼拝してから掃除を始める⇒雑草を抜き、墓石を洗い、掃き清める
それからお供え
線香や花を手向けます。水も供えましょう。花は基本は対で、風に飛ばされないように短く切って供えます。火をつけた線香は息で消さずに手で煽って消します。また最後まで燃やし切るようにします。線香を供えるのは先行が空気を浄化するという考えがあること、また死んだ御霊は線香の香りを食べると言われているからです。
お供えの食べ物などは半紙を折ってお供えしますが、帰るときに持ち帰るようにしましょう。そのままにして帰るとカラスなどに食い散らかされて汚くなります。
ご先祖様との会話
ご先祖様に現況を報告し、またご先祖様に守っていただいていることを感謝をします。これって実に不思議なものですが一般の日本人が行っていることです。
お墓の掃除をするのもそこにご先祖様の霊が宿っているからです。
こういう感覚は世界中にそうはありません。一神教でも、仏教でもまったくありえません。
千の風になって
「千の風になって」という歌はまさに日本教の真髄を表している聖歌だと私は思っています。詞は日本のものではないですけどね。このような汎神論的な世界観は本来は当たり前だったと思うんですが、今はなくなってきています。でも日本にはまだその精神文明が厳然と残っているんです。だからこそ大ヒットしました。まさにお墓参りをすることはそこにはいないかもしれませんが、そこを入口として先祖の霊に会いにいく行為なんです。
https://www.youtube.com/watch?v=yqzCwcL9xDc
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 死んでなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっていますあの大きな空を
吹きわたっています
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