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4月ぐらいから11月ぐらいまで、毛虫の被害は後を絶ちません。森に入って服に落ちてきたりして直に肌に触れてしまうことはもちろん。
夏場は特に繁殖していて、住まいの近くに毛虫が繁殖しやすい木の林があったりする場合には知らないうちに毛虫の毛が飛ばされてきたりして、被害にあったりすることもよくありますね。毛虫の場合は蚊などと違ってそのままにしておくとどんどん悪化していきますので、素早い処置が必要です。毛虫に刺され症状と薬の選び方などについて纏めてみました。
目次
毛虫の種類
イラガ類
主に7月~10月サクラやウメ、カキ、ケヤキ、カエデなどに生息しています。
イラガに刺された場合、ピリピリとした痛みを感じます。

引用元
http://blog.goo.ne.jp/nabanatei/e/ddb4d6a5124f5ddba3d806e7e6c7caa0
チャドクガ類
ツバキやサザンカ、お茶などに5~6月と8~9月ぐらいに繁殖し、毒の毛が飛散しますので、直接触れなくてもやられることがあります。
ドクガ類
主に、ツバキやサザンカなどに生息していて、4~6月、8~10月に繁殖します。こちらもチャドクガ類と同じで毒の毛が飛び智頭場合があります。
ドクガ類やチャドクガ類は痛みはありませんが、強いかゆみが襲ってきて、刺された痕が赤くはれ上がります。
以上の毛虫は針に強い毒を持っていますのできちんと処置をしないと炎症がひどくなることもあります。
カレハガ類
主に、3~4月、10~11月ぐらいに発生し、マツやヒマラヤスギなどに生息しています。ただしタケやササ、庭や公園などにもいたりしますから要注意です。
刺されたときにはかなりの痛みを感じ、その後大きくはれ上がります。ただし痛みと腫れは比較的早く収まります。
かゆみは2週間ほどは続くな場合があります。

引用元
http://spiritspirit.blog109.fc2.com/blog-entry-5.html
刺された時の処置
まずは着ているものをできるだけ早く脱ぎ、患部に触れない様にすることが肝要です。
毛虫皮膚炎は、毒針が皮膚に刺さることによって引き起こされます。
毒針毛(どくしんもう)は長さが0.1mm程度なので人間の肉眼では見えません。刺されて症状がでて初めて気が付きます。
なのでつい掻いてしまいがちですが、掻いてしまうと毛が皮膚の内部に入り混んでしまって症状を悪化させたり、毛が手に付いてしまってその手で触った別の個所に毒が回るということがあります。
皮膚についた毒針の取り方ですが。
ガムテープなどの粘着質のものを刺された部分に貼ってそれからゆっくりと剥がしていきます。
これを何度も繰り返すことで毛虫の毒針を取り出すことができます。
水で洗い流すのも効果があります。いずれにしろ毒針を取り出すことが最重要ですので急いで処置をしてください。
また腫れあがった場合は水で冷やしたり、かきむしらないようにするためにステロイド系の軟膏でかゆみを抑えたりするのが効果的です。

引用元
http://www.usamofu.com/entry/2015/04/25/195129
すぐに皮膚科に行きましょう
なお毛虫は種類により処方箋が違いますので、市販薬に頼るのではなくて、一刻も早く医者に行くほうがいいでしょう。
ただどうしてもすぐに病院に行けない場合、処方箋が必要なくかつ市販のステロイド外用薬の中で最も強いベトネベートNがおすすめです。
医者にかかった際に通常処方されるリンデロン-VGと同じ強さ(III群:strong)の薬です。

引用元 www.qlife.jp
服はどうすればいいのか?
毒毛を除去する為には皮膚と同じようにガムテープを触れた部分に張り付けて剥がします。
しかし痛やかゆみがありませんから、どこに毒針毛があるかわかりません。
ですので着ていたものはすべて50度以上のお湯につけ、洗濯をしてください。
毛虫の毒は熱に弱いので、これで完全に毒は取り除かれます。
回復に向けて
もし毒針毛が皮膚に残っていたとしても、刺さった毛は皮膚が生まれ変わっていく過程で自然に体外に押し出されます。
回復までの時間を短縮するためにステロイド系の薬を使った場合は痒みは、4~5日で取れます。
そしてその後色素沈着だけが残りますが、時間の経過とともになくなります。
毛虫に刺されないためには
「露出を控える」服装で外出することが大事です。お庭のお手入れや森林浴などの際には長袖長ズボンがいいでしょう。
ベランダの近くに毛虫のいる木がある場合には風防を設けて洗濯物などに風に吹かれてやってくる毛虫の針をふせぐ必要があります。
毛虫に刺されて往生するのは懲り懲りです。初夏ともなれば自然を満喫したいところですが、毛虫対策を万全にして出かけていきたいものです。
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