sponsored link
母親っていうのはだれにとっても掛貝がないものです。今回は母の日について調べてみましたが、面白い歴史があったんですね。
目次
母の日っていつ?
母の日は「5月の第2日曜日」ですから毎年5月の何日だっけって調べたりします。
ちなみ2016年の母の日は5月8日(日曜日)です。
なぜこの日なの?
昔から母親に感謝の意味を込めてプレゼントをするという習慣は世界中にありました。
古代ギリシャの時代には神々の母をたたえるお祭りがありました。17世紀のイギリスでは、復活祭(イースター)の40日前の日曜日に、出稼ぎ労働者を里帰りさせる習慣がありました。これは母親と過ごさせるためでした。このように決まった日に祝う習慣もあったのです。
しかし今ある母の日というものが作られたのは20世紀の初めのことでした。
アメリカのアンナ・ジャービスという少女が、亡き母に、追悼の意味をこめて白いカーネーションを祭壇に飾りました。
詳しいことは後述しますが、それを一つの契機にして母親にカーネーションを贈る習慣が広まります。
1914年、ウィルソン大統領の時代にアメリカは5月の第2日曜日を母の日として国民の祝日にしました。
日本では大正時代に、キリスト教関係者を中心に、母の日を祝うことが広まっていきました。そして戦後までは、当時の皇后様の誕生日である3月6日を母の日としました。
しかし敗戦後、アメリカが日本を占領すると、5月の第2日曜日が母の日に決められたのです。
母の日の由来
公式にはアメリカのウエストバージニア州のグラフトンでアンナ・ジャービスという女性が1908年5月10日に亡き母の追悼会をおこなったことが現在の母の日の起源といわれています。
アンナの母親の名前はアン・リーブス・ジャービスといい1850年代に「母のデイワーク・クラブ」を作ります。
そして主に乳児死亡率を低減することを目的とた社会活動に従事しました。
1861~1865年の南北戦争中には、南北双方の負傷兵を看護したり、また戦後には「母の友情の日」というものを作って南北戦争で戦った敵同士を結びつける平和活動を行いました。
そんな偉大な母のための追悼会。
母親の死を悼んで集まってくれた人たちにアンナは思い出の品として母親の好きだった白いカーネーションを一輪ずつ贈りました。
そしてアンナは「母の日」を正式に祭日にするキャンペーンを始めたというんですね。
私はびっくり。娘にとっては掛貝のない母親なんでしょうが、それをみんなの祝日にしようと思うなんて。
しかしそこはアメリカ。
アンナの母への想いに感動した人々がたくさん出て、なんと1910年アンナの故郷であるウエストバージニア州で母の日が認定されました。
それから4年後1914年アメリカ連邦議会が5月の第2日曜日を「母の日」とする法律を可決。母の日が祝日となったのです。
ところが、アンナ・ジャービスの考える「母の日」とは国全体で母親を祝うことではなかったようです。
あくまでも「戦死した兵士を悼み、平和のために活動る母親たちに感謝する日」であってそういう尊い奉仕をしていない母親を祝うわけではない。
そう思ったアンナは、今度は「反 母の日」活動を始めたのです。
すごいですねー
そして母の日を改革しようとして1940年代までなんと30年も反対運動を行い、ついに全財産を使い果たして、1948年に療養所で84才で亡くなりました。
sponsored link
いろんな意味で母の日を作ったアンナ・ジャービスという方はすごい女性です。
皆さんご存知でしたか?
歴史を知ってしまうと母の日とっても素直に喜べなくなるのは私だけでしょうか。
あ、それで父の日も似たような経緯で作られたんですよ。
父の日はいつ?その由来と父親が送りものとして喜ぶ物とは
母の日は商業主義に汚染された?
[ad#ad-1]
「母の日」は、アンナが反対した以上に堕落してしまって、いつの間にか母親と一緒に過ごして母親をいたわるのではなくて、「花やキャンディ、グリーティングカードを買って贈る」日になってしまいました。
アンナはそういった商業目的に利用されることも嫌だったんでしょうね。
実際最初の趣旨からいうととんでもない話。
日本の場合は?
日本は海外由来のお祝いごとの多くを利用してお菓子やら何やらの宣伝しようとたくらむやあからがたくさんいます。宗教色をばっさり切り捨てて、バレンタインデーといいホワイトデーといい、様々なお祝いの日が商業的なイベントに利用されていくのは日本の常です。母の日にも扇動者はいまして、1937年に森永製菓が母の日を告知をし普及活動をしてお菓子をついでに売り始めたのが母の日が大ダインデモンストレーションされた最初だと言われています。
そしてその後カーネーションだけではもうからないですから一緒にプレゼントを贈ろうというイベントが企画され、盛り上げていきました。
商魂恐るべし(;^_^A
母の日のお祝いで喜ばれるものは?
子供にとってはいつもは照れくさくて母親にプレゼントなんかしにくいものですので、機会を与えてくれる母の日は大切にしたいものです。
お母さんたちにとって母の日をきっかけにして子供たちと一緒に外食するというのが一番喜ぶものなよいうです。
それと カーネーションなどの花々。手紙などを添えるともっと喜ばれるようです。
あとは母親に代わって家事をするというのも喜ばれます。
一緒に旅行に行くのもいいでしょう。お母さんお父さんのために旅行を企画してプレゼントをするというのもありです。
そのほかには ケーキなどのお菓子・アクセサリー 商品券・現金 バッグ・財布・洋服などの物ですね。
ただどちらかというと物よりも子供たちが一緒になって何やかやするほうが喜ばれそうです。
sponsored link