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いちごが好きでよく食べていましたが、調べてみると驚くようなことがわかって更に好きになってしまいました。いちごが実は野菜?食べているのはいわゆる「実」ではなかった?面白いですね。
目次
いちごは実は野菜だった
いちごはバラ科の多年草で、草本性の植物です。種をまいてから1年以内に収穫できる食用のものは野菜という定義があります。
そのためイチゴだけではなく、スイカ、メロンなどは園芸分野では野菜として扱われています。農学上では野菜とされているのです。
ただしこの分類ははなかなか複雑で一概に決められるわけではないようですね。
青果市場ではこれらは果物(果実部)として扱われ厚生労働省の「国民栄養調査」や日本食品標準成分表でも「果実類」で扱われている(ウィキ)そうです。
私達がいちごを果物だと思うのも当然です。
驚きのいちごの歴史 なぜ品種がこんなに多いのか?
いちごという言葉の語源
英語でStrawberry(ストロベリー)なのに、日本で『いちご』と呼ぶのはなぜ?
オランダからいちごが日本に辿り着く前、日本の人たちは野生の木苺のことを「いちご」と言っていました。この木苺。小さく塊を作って実を作りましたので、イクラとかすじこに似ていたんだそうです。そのためにこの木苺のことを「魚(いお)の血のあるごとし」と呼んでいてそれが縮まって「いちご」という名前ができたという説があります。
もう1つはいちごの収穫時期が1月から5月なので、いち・ごと、呼ばれるようになったと。オヤジギャグも真っ青の説があります。
そういえば青森県の郷土料理に「いちご煮」というのがありますね。うにとアワビのお吸い物ですが、このうにの卵巣が赤くて野苺みたいだということからいちご煮と言われるようになったということです。↓

引用元
http://www1.enekoshop.jp/shop/hama/item_detail?category_id=58370&item_id=322335
野いちご↓
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「いちご煮はおそらくは西洋産の「いちご」が入ってくるずっと前から郷土料理として定着していましたから野苺のことはいちごと呼ばれていた可能性は高いですね。
いちごの果実は実は果実ではない?
普通は果物といえば種を覆う子房が変形して果実になります。
桃は子房が肥大化して果実になります。

引用元
http://homepage3.nifty.com/malus~pumila/hana_to_kajitu/hana_to_kajitu/hana_to_kajitu.htm
でもいちごは違うんです。

引用元
http://homepage3.nifty.com/malus~pumila/hana_to_kajitu/hana_to_kajitu/hana_to_kajitu.htm
表面に細かくついているツブツブ。実はコレがいちごの種。そして種は子房に包まれています。ツブツブは種が子房に包まれているものだったんですね。本来果実だった部分は『痩果(そうか)』と呼ばれています。
それではいちごは果実じゃないの?と私も思いました。
そうなんです。
実は私たちが食べているいちごはいちごの花の中心にある、『花床または花託(かたく)』と呼ばれる部分です。
それなのでいちごは『偽果(ぎか)』と呼ばれて他の果物と区別されたりしています。
ただし偽果と呼ばれるものにはイチゴの他に、ナシ、、イチジク、リンゴバラ、パイナップル、ハス、クワなどがありますから、別にいちごがやましいことをしているわけではないんですよね。
痩果の養分はいちごの偽果から得られるような仕組みになっているんです。ですから偽果と言ってもちゃんと果実に役割を果たしています。この痩果がたくさんあると養分の供給源であるいちごも大きくならざるをえないということです。
私たちはいちごを食べるときにはその種を丸呑みしていたんですね~(^o^)
いちごの甘さはどこから来るのか?
いちごには3種類の糖が含まれています。
ショ糖、果糖、ブドウ糖です。これら自然が育んだ3種類の糖が協力していちごの甘さを最大限に出します。
いちごの甘さが違うのは種類によってその成分の割合が違うからです。
まとめ
いちごって野菜だったんですね。しかも果実は果実にあらず。調べていてとても楽しかったです。いちごについての他の秘密は別記事で書いてみます。
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