sponsored link
一生に数回は訪れる厄年。私は田舎者ですので、厄年には必ず同級会が開かれて、みんなで集まったものですし、今後もそんな催しが行われることでしょう。そんな厄年の意味を考えてみました。
厄年って言葉の響きが良くないですよね。なにか不幸なことが起こりそうです。実際その年には病気のなったり天災などの被害を受けやすいと言うんですが。でも地震や津波、台風被害なんかは厄年とは関係なくてどんな年齢の人にも襲い掛かってくるものです。ですので人間の一生のうち、何らかの体や精神にとっての厄災に遭遇する可能性の高い年齢のことを厄年というんだと私は考えています。実際その時期には体の変化が起きる時と言われていまして、医学的にも体をいたわるべき時期であると言われています。ですからよく前厄はお金を使わず、人と争わず、いざというときに備えなさい。本厄では家族や周りのために気を配り、保険に入るなどしていざというときに備えなさい。後厄では焦らずにゆっくりとスタートを切りなさいなどと言われます。それは病気になりやすいだとか、精神的に追い詰められるだとか。そういう年齢だということです。
厄年の由来
厄年の由来は陰陽道にあるという説があります。安倍晴明で有名な陰陽道は方位や日時などから戦いや個人個人の運命、その他諸々の吉や凶を占いました。陰陽道に限らず日本人は昔からそういうことをしてきましたので、必ずしも陰陽道だけが厄年の起源になるということではないと思いますが、他のしきたりと同じく現在の年齢による厄年が庶民の間に浸透したのは江戸時代からです。ただし地方によっても厄年の意味は少しづつ違っているようです。
厄年と判断される年齢は、変化の時期を表します。人の人生においての節目の時期であるとか。地位や役割の移り変わりというのは年令によってある程度決まっています。
たとえば男性の厄年で25歳というのがありますが、そのころ男性は仕事盛りの時期となります。それなりの変化が訪れる歳だというわけです。
一方それに対応する女性の厄年19歳で、その頃というのは無会社結婚や出産をする時期でした。
このように節目の時期(年齢)を厄年といったんですね。
sponsored link
男女それぞれの厄年の年齢
男性の厄年は4歳、13歳、15歳、25歳、42歳、61歳です。
女性の厄年は4歳、13歳、19歳、33歳、37歳、61歳になります。
確かにそれぞれ節目の時期で、体の変化と立場役割の変化を捉えて厄年と言っていることがわかります。
ただし私達が普通に言う厄年というのは、特に災いにあいやすい大厄という年のことです。
男性は42歳(死に)、女性は33歳(散々)。
無理をすると大病に掛かったり、精神的に追い詰められるだとか。そういうことがあると言われています。
この歳には何らかの行事が行われます。私の場合は大々的に中学校の同級会が行われます。またこの大役の場合は大厄の前の年を前厄、大厄の年を本厄、大役の翌年を後厄と言います。
他に男女共通の厄年というものもあります。
1歳、3歳、5歳、7歳、10歳、13歳、24歳、28歳、46歳、49歳、52歳、55歳、
60歳、64歳、70歳、73歳、77歳、82歳、85歳、88歳、91歳、96歳
厄年には厄払いをする?
厄年に厄払いをしたりしますが、必要以上に厄年を気にするるのはどうかと思います。女性の場合、厄年には結婚や出産は控えるべきだというような話がありますが、昔の観念では結婚適齢期である19歳が厄年になっている例もある通り、昔と今ではだいぶ様子も違ってきています。33歳で結婚するというのは別にアタリマエのことです。どうしても気になる場合は神社などでお祓いをしてもらうという方法もあります。厄払いの値段は大体5,000~10,000円。
まとめ
厄年は体が変わるとか、社会的な立場や役割が変わるその節目を捉えて決めた歳のことです。医学的にも意味の有ることではありますが、社会状況は刻々と変わってきていますので、おおまかな目安として考えて、そのあたりには無理をしないように気をつけるとか。そんな程度の気配りをしていれば良いのではないでしょうか。
sponsored link