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苺のファンは数多いですが、そのいちごはいつごろから食べられていたんでしょうか?そしてその旬はいつなんでしょうか?また美味しいイチゴって?産地は?など様々なことについて調べてみました。
目次
いちごいはいつごろから食べられていたの?
今のようないちごの形になったのは数百年前からですが、石器時代には野いちごはすでに食べられていました。当時は狩りや漁をして生活し、木の実などや果物はある場所を特定し、定期的に収穫していたようです。農業はしていませんでしたがその当時の合理的な生活についてはかなりわかってきています。
そんな中貴重な食料としていちごも食べられていたんですね。
現在のいちごに至る歴史は?
いちごが世界ではじめて栽培されたのは、17世紀の頃。オランダイチゴの元の種となる野生のいちごを持ち帰り栽培されたということです。
英名はワイルドストロベリー(wild strawberry)
このいちごの和名にはエゾヘビイチゴというヘビイチゴ の名がついていますがヘビイチゴの仲間ではなく果物として食用にされるオランダイチゴの仲間です。
果実は小さく今のいちごとは違いますが、香りが強いのが特徴で、葉は薬用ハーブティーになります。葉や茎を煎じたりお茶にして飲むと利尿・強壮作用があります。
以下の写真はでもかなり大粒のエゾヘビイチゴだそうです。

引用元
http://d.hatena.ne.jp/keitoubox/touch/searchdiary?word=*%5B%BF%A9%5D&of=10
そのいちごが本格的に栽培されるようになったのは、200年ほど前。
もともと小さな実であったいちごがなぜ人気が出たかというと、それは18世紀。オランダの農園で北米のバージニアイチゴとチリ産のチリイチゴを掛けあわせてみたところ、それまでのいちごの大きさの10倍の実をつけ、その上味も良くなったのです。
日本ではむかしから野苺は食べられていましたが、江戸時代にオランダから今の形のいちごが輸入され、それでオランダ苺と呼ばれていました。
その頃は真っ赤な血を連想させるとして食用としては好まれなかったようです。
その後、日本で本格的にいちごの栽培がはじめられたのは明治5年からです。フランスから取り寄せた種を取り寄せて皇室用として栽培しました。
1870年代になるとアメリカやイギリスからパイナップルいちご、アナナスいちごと呼ばれるものが輸入されるようになりました。庶民にはまだ高嶺の花でしたが、これらのいちごが私達が現在食べているいちごのルーツになります。
大衆にいちごが普及したのは昭和30年台から
明治はじめに栽培され始めたいちごですがいちごは高級品で庶民にとっては手に入れることが困難なものでした。ところが昭和30年代に入ってビニール栽培が確立し、いちごの生産量が増えていき一般の人が手に入れられる価格になります。
現在のいちごはもともと交配種ですので、様々な品種が作られ、その時代時代に人気を博してきました。現在でも様々な種類のいちごがあり、そのブランドを競っています。
日本でブランド争いをした最初はアメリカ輸入の『ダナー』という品種と、『宝交』という品種。『西の宝交・東のダナー』と言われました。この戦いはいちごの認知度を高めたことで有名です。
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現在では数多くの品種がつくられていまして、種類も多いです。
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いちごの種類と産地
いちごは種類や産地、栽培方法によって味が違います。歴史的にも野生いちごを改良し、ほとんど別物に作り変えられてきたんですが、その後も品種改良が次々に行われ、新しいいちごができているからです。生産地も全国に及び、数えきれません。今回はそのうちの最も有名なものを取り上げてみたいと思います。
いちごの日本で最大の生産地は栃木です。
とちおとめ・女峰・とちひめ・とちひとみなど幾つもの種類のいちごが栽培されています。
そんな中でもとちおとめは日本一の生産量をほこる品種です。東日本では代表的ないちごと言えましょう。粒か大きく甘みもつよく、日持ちします。時期:12月〜3月中旬
女峰は少し酸味が強く、すっきりした甘みが特徴です。ダナーに次ぐ人気品種となり、とちおとめにその座を譲るまでは「東の女峰」と言われていました。いちごらしい綺麗な円錐形をしているので、ショートケーキ用にやデザート用に使われていました。
二位は福岡
福岡県でしか栽培されていないあまおうは現在では「西のあまおう 東のとちおとめ」と言われる人気品種です。「あかい、まるい、大きい、うまい」のかしら文字をとってあまおうという名前がつけられました。
粒がとても大きく甘く、形もいいのでお菓子などに使われたりもしています。見た目の濃い赤に似合わず酸味のバランスもあってそれほど甘みはないのですが、いちごの美味しさランキングでトップとの評価があります。時期:12月下旬〜4月中旬
他にも数えきれないほどの品種があり、それについてはまた別記事で書いて見ます。
シーズン以外のいちごってどこから仕入れてるの?
日本産のいちごのシーズンは4月から5月までです。北海道のいちごは夏いちごが開発されていて、夏にいちご狩りができるそうですが、生産量は少ないですし肉が少し硬かったり酸っぱかったりしていて全国的に競争力があるとはいえません。
そこでシーズン以外は輸入に頼っています。アメリカ、韓国、メキシコ、オランダの4カ国から輸入をし、フレッシュジュースやお菓子の材料などに使われます。
まとめ
いちごの歴史て面白いですね。私達が今見ているいちごは交配による突然変異でできたものだったとは。
しかも現在のような形のいちごを私達が身近に食べ始めてからわずか数十年しか経っていませんでした。
かつそのいちご自体も変化し続けています。
このようにハイブリッドな品種ですので、昔から様々な品種が作り出されましたし、これからも驚きのいちごが作られていくんでしょう。
イチゴ好きな私としてはとても楽しみなんですが、みなさんはいかがですか?
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